自分が履いている靴の靴底がどんな擦り減り方をしているか、見たことがありますか?靴の底のすり減りにはいくつかのパターンがあります、どれに該当するかチェックしてみてください。すり減り方で足の影響・体に起きる問題が浮き彫りになります。
五つのパターンのうち、正常なのは①だけです!靴のかかとの外側が減っていると、O脚のせい?と思う人がいるかと思いますが、踵のやや外側がすり減るのが正常なんです。
歩くときは、かかとの少し外側から着地し、次に足裏全体が着いて、足首が前に進んで親指の付け根で地面を蹴ります。
このとき、最初に地面に接するのは、靴のかかとのやや外側です。靴の裏側をひっくり返してみると、かかとのやや外側とつま先のやや内側が減るのが正しいすり減り方です。
*かかとから足を着くを意識しすぎるのは絶対にダメです。
衝撃が関節に入り、逆に足首・膝や股関節を痛めます。
靴のすり減りについての解説
②靴の中心が擦り減るパターンは、アキレス腱(けん)が硬くなり縮んでいます。縮んだアキレス腱に引っ張られて、体が後ろに傾き、重心が中心からかかとに偏ってしまいます。
この状態だと、体がバランスを取ろうとして前かがみになるので、猫背・反り腰・腰痛や股関節痛の原因にもなります。
③靴の内側が擦り減るのは、かかとが内側に傾いた「過回内(かかいない)」の状態になっている可能性があり、さまざまなトラブルの原因になります。
X脚または内股歩きの人に見られる傾向です。
歩く際に重心が内側にかかるため、このようにすり減ります。
この歩行をする方は、土踏まずのアーチがつぶれて偏平足になってしまう可能性大。
さらには外反母趾、タコやウオノメ、巻き爪などにもつながってしまいます。
真っすぐ立ったときの足を後ろから見たとき、内側に倒れている状態を「回内」、外側に倒れている状態を「回外(かいがい)」といいます。回内が過剰になる(過回内)と、足のアーチがつぶされて、扁平足になります。足首が内側に倒れると、ふくらはぎも内側にひねられてしまうため、膝や股関節の痛みにもつながります。
④靴底の外側が減っている場合は、
外側に重心が掛かっているO脚または、がに股の方に多い靴底の減り方です。
正面を向く膝が外側に向いており、すねが外側にがねじれ、足首、膝、股関節、骨盤などに負担がかかるため、膝痛や股関節痛などに影響します。
O脚は脚の外側の筋肉が発達するため、癖が付いたまま歩き続けると、さらにO脚度が進行するといわれています。足の外側の筋肉の緊張が強くなるのでそこの緊張を取り除いてあげると改善に近づいていきます。
⑤の靴底の減り方が左右で違う場合は、どちらかの足が極端に強く、回内していて、重心が偏っているか、左右の足の長さが大きく違っていることも考えられます。左右差があっても、1〜2センチくらいまでなら大きな影響はないのですが、膝・股関節・腰・肩こりにつながり痛みの原因となります。
歩くことは日常と密接であり、改善することでより良い生活につながります。
まずは、靴が足に合っているかを確認しましょう。
オーバーサイズや小さいサイズを無理に履いているようであれば、すぐに見直して下さい。
適切な足に合ったサイズの靴を履くことが重要です。
長く使用している靴はいい意味でも悪い意味でも自分自身の形になっています。
長期間使用している靴が歩きやすいのは自分の形になる。それって本当に大丈夫?
今一度見直してみてもいいかも?
ご自宅に姿鏡があれば横向きに立ち真っ直ぐ正しく立てているかチェックもして下さいね。
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整体院ーSOLAー