椎間板ヘルニア | 大阪市の整体療術院 和海(なごみ)のブログ

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他府県からも来院者が多く、評価が高い
整体院の院長日誌です。

本日届いた質問です。

40代前半の男性からです。


末文に

『良いアドバイスがあれば、宜しくお願い致します。』

あったので

私的経験を踏まえながら添削方法(青文字)で

記します。



【全文転載】


初めまして。
20代の頃に、仕事で腰を痛め整形外科行きました。


(やはり、まずは医師の診断ですよね~)


レントゲンを撮った所、椎間板ヘルニアと診断され痛み止めの薬と牽引で様子を見てと言われました。

(私の時はMRIを撮ると言って10日間、待たされましたが・・・汗

結局は、痛み止めだけの処方箋を渡されました。)


一年位通いましたが、全く良くならずに近所の整体院に行きました。
体の歪みを取るからと言われボキボキされました。
一回で、ほぼ腰の痛みはなくなりました。
その後、たまに腰痛になる事はありましたが寝れば治ると言う感じで来ました。


(痛みが取れてから、予防的な施術を定期的に受け続け、

筋力アップと予防ストレッチなどを続けるべきでした。)

そして、去年の11月位に再び腰に激痛が…。


直ぐに、近くの整体院に通い始めました。
診断した所、椎間板ヘルニアから来る痛みと言われました。

(この所見・判断は、半分正解で、半分が足りません。

ヘルニア=激痛と言い切れないからです。)


現在、20回ほど通って居ますが一向に良くなりません。


現在は、腰よりもお尻から太股さらにはふくらはぎまで、痛みがあります。


(私の経験と合致するところが多いです。辛さが伝わってきます。)


特に、前屈や状態反らし、

座った状態からの右後ろに捻ると激痛が走ります。
例えるならば、骨に神経が擦られる用な痛みです。


(私の場合を例えると、

左ふくらはぎが風船のように膨らんで破裂しそうな感じと

起き上がり、立ち上がるのが嫌になり、

股関節から切断してもらいたいくらいの激痛でした。

見た目も、触った感触は左右変わらないのに・・・)



立っていても、座って居ても、寝ていても痛いです。

(痛くて寝れない時もあります。)

(私も、ただうめき声を上げながら、

脂汗をかいて、一昼夜うなっていました。)


現在は、整体院に通いながら痛み止めを飲み、

冷湿布を腰と太股に貼っています。

(冷やすと痛みが楽になるため。)


(楽になることはなんでもすべきです!

痛みを感じるということの緩和は、生理学的には自律神経に関わるので・・・)

整体院では、超音波と軽いマッサージを施術しています。
このままの状態で、本当に完治するのか不安でたまりません。


(軽いマッサージでは、緩和・改善・解消は難しいでしょう!

そこって、本当に整体院ですか?

・・・疑問・・・

やっていることが整体手技という感じがしなくて~)


私的意見として・・・


まず、

20回も通って一向に良くならないのであるならば

そこの整体院での原因の捉え方以外に原因があるか、

治療方向に原因解消のポイントが外れているか・・・でしょう。


その場合には、やはり、

ほかの治療院を試す必要もあるのではないかと思います。


椎間板ヘルニアについての捉え方、

治療の方向と方法、

施術後に好転を感じること

・・・などなど、

納得できることがある治療院で続けることをお薦めします。


私の場合、

MRIを撮るまでの10日間に2箇所の整体院に行きました。


行く前は、痛みは左ふくらはぎ、

痛みのメカニズムは、寝ていると痛みはなく、

用を足しに起き上がろうとすると激痛で倒れこむ・・・

おとなしくしていれば、眠ることもできました。


1箇所目は、電話帳で探した近所の整体院

行く時は、車で送ってもらい

3階治療室までの直線急階段を

ひとりで普通に上れました。


ところが・・・


施術後は、行く前より痛みが強くなり

「ヘルニアというより肝臓が原因ですよ」と

わけのわからないことを言われ

直線急階段をひとりで降りることもできませんでした。



帰宅後は、横になっても激痛が襲ってくるようになって

眠れず、うめき声を上げて夜を過ごすことになりました。



2箇所目は兄が通っていた整体院

小柄な82歳の整体師

車で1時間かけて行きました。


山を切り拓いた住宅地で

上り下りが多い地形のところにありました。

駐車場から治療院まで約200m、

両肩を借りて、

一歩、一歩歩いてやっとたどり着く有様でした。


・・・が、、


「左ふくらはぎが激痛」と言っただけなのに

「椎間板ヘルニア」とズバリ!


施術後は、普通にたちあがれ、自力で歩けて

車まですいすい歩けて、

さっきまで痛がっていたのが嘘みたいで、

同伴者に疑われるくらいでした。(>人<;)


それから

毎日4回(一進一退したため)


3回目で完全に

激痛なし!!!

逆戻りなし!!!

痛みが消えてからも

三日おきに4回

1週間おきに4回

2週間おきに4回

1ヶ月おきに4回・・・と通いました。


その間、痛みはありませんでしたが

あの時の激痛を二度と感じたくなくて・・・


その時から今日まで

あの激痛は一度も襲ってきていません。

自分的には『完治』です。


でも、痛みが収まってから撮した

例の10日後のMRI撮影ではヘルニアは映し出されましたよ~

※だから、ヘルニア=激痛ではないと記しました。


自分でも人体解剖学や痛み、生理学など学習し、

必要な運動療法も取り入れ

その土台から師事を仰ぎ、

整体師にもなりました。


自分で解消できないときは

適時適度に人の手を当ててもらう


痛みが消えてからは、時を逃さず

他力本願にならぬよう自分でも体を鍛えるが

やはり、人の手を適度に当ててもらう


このように予防を講じることが

『完治』を勝ち取れるのではないでしょうか?!