え~~~
お笑いを一席・・・ではありませんが~
古くから『病は気から』と言われておりますが・・・
これは
『気の持ち様から』
『気が弱ることから』
『病は意思から』
・・・などの例えと思います。
しかし、本日来院の
Oさん(52歳女性)のお話しを聞くと
『病は医師から』のようでした。
会社の健康診断で
循環器に異常があるかも・・・と
検査担当の医師から言い渡されました。
まず、不安第一段階でした。
その担当医師が書いてくれた紹介状を携えて
その担当医師が指定した病院へ行き
検査を受けることに・・・
血液検査
心電図検査
造影剤による血管撮影などなど・・・
結果的に
『このままだと心筋梗塞の可能性が90%』と
言い渡されたそうです。
さらに付け加えられた言葉は
『カテーテルによる血管拡張手術・・・
血管が細くなりすぎて、できない場合は
バイパス手術も必要かと・・・』
不安第二段階です。
Oさんは、
一気に
気が抜け
力が抜け
何も手につかないくらいのショックで
病人になったとおっしゃっていました。
それから、またまた
その担当医師が書いてくれた紹介状を携えて
その担当医師が指定した病院へ行き
再検査を受けることに・・・
血液検査、
心電図検査、
点滴しながら自転車を漕ぎ
その結果の脈拍、血圧測定、心音などなど検査
そのあとで
安静にした状態で同じ検査
血管造影剤による血管撮影・・・
結果は~~~
『どこにも異状は見当たりません!』
「はあ?
じゃあ、
不安の中、
高い検査費用まで費やして
今までやってきた検査の必要はなかったってこと?」
と、病人のように過ごしてきた1ヶ月のことが
不満として爆発したそうです。
でも~~~
『異常なし』の言葉は
一気に
気を楽にしてくれて
元気も出てきて
仕事にも復帰できたとのこと!
それはなによりですが~
医師の診断的一言は
健康な人を病人にするかもしれない・・・
『病は医師から・・・』は言いすぎでしょうが
診断は適確であるべきと思うのは、私だけでしょうか?