先日のシャンプー・リンスの続きです。
日本人は黒髪ではなかったの? って思うほど多くの女性が染めているヘアカラー。
その危険性をどこまで知って使用しているのかは、甚だ疑問です。

ヘアカラーの取扱説明書には、「生理時、妊娠中、または妊娠の可能性のある方」「出産後、病中・病後の回復期にある方」「腎臓病、血液疾患の既往症のある方」は「使用しないでください」と書いてあるものがあります。「注意してください」ではなく、「使用しないでください」なのです。

 ヘアカラーに含まれる成分は、パラフェニレンジアミン、レゾルシン、パラベン、アルキルベンゼンスルホン酸塩などですが、それぞれアレルギーや発熱、ぜんぞくを誘発する可能性、発がん性物資、防腐剤として使われる医薬品でやはり発がん性物質。環境ホルモン。界面活性剤の一種で、湿疹や催奇性があり、環境への影響も大きいなど毒性の強い成分が多いようです。

 また過去の「食品と暮らしの安全基金」のデータでは、乳がん細胞が増殖したり子宮重量が減少するというマウス実験の結果も出ています。

 パーマ液も毒性のある物質です。薬剤の毒性ランクでは「特定毒物」「毒物」「劇物」「普通物」の中の「劇物」「普通物」に入ります。原液で頭皮に使用しますから、けっこう影響があるのではないでしょうか。

 最近では斎場で頭蓋骨が長年使用していたヘアカラーの色がついているという話もチラホラ聞きます。

 ヘアカラーにしろパーマ液にしろ、体や環境に負荷を与えるのは間違いのないことです。それが生理痛や子宮疾患、奇形児、生殖関係のトラブルの原因になっている可能性も高いのです。ファッション性も大切ですが、デメリットも充分に知って安易に使用せず、熟慮して決められてはいかがでしょうか。


化学物質による環境汚染問題を詳しく知りたい方はこの本を。


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