<「予防」が必要なのはわかっちゃいるんですがね・・・>
 「予防」がはやらないもう一つの重要な原因は、私たちの心の中にあります。
商売の世界では、商品を「予防商品」「解決商品」という区分で分けて考えることがあります。

 例えば「防犯」「保険」「滑り止め」「転倒防止」「歯磨き」などが典型的な「予防商品です」。一方「医療・治療」「ダイエット・エステ」「育毛」「マッサージ」「受験対策」などが典型的「解決商品」です。

 こういう例を挙げただけで、もうお気づきのことと思いますが、「解決商品」の方が高額のもおが多く、かつ売りやすいと云われています。

 そう、「予防商品」は売りにくいのです。「予防商品」の多くは、それが防ごうとする「危険」がいかに恐ろしいものか、恐怖心を煽るような広告をして売ろうとしますが、それだけでは思うように売れないといわれます。「予防商品」が売れる時は、実はその商品が防ごうとした「危険」を経験した時である、という矛盾がよく語られます(隣の家に泥棒が入ると、急に防犯設備を備えるとか)。

 そこで多くの「予防商品」は、例えば「保険」商品が「蓄財」「節税」を謳ったり、「歯磨き」商品が、ホワイトニングやエナメル質の回復を謳ったりするように、同時に「解決商品」であることを強調して、顧客の心をとらえようとします。

 そう、もうおわかりのように、私たちの心は、差し迫った事態が来るまでは、”危険は私たちにだけはたぶん来ないだろう”という根拠のない楽観を持つようにできているのです。この心理が「予防」に投資し、努力することを阻害してるのです。


 興味深い記事でした。確かに今回の大災害を見ても明らかなように、「危険」を経験している最中ですから、今まで見向きもされなかった地震や放射能対策商品が、あるいは食料品の買いだめのように飛ぶように売れています。

 BSセラピーはこの論理でいくと、「予防」と「解決」両方を持ち合わせている療法です。治療目的で受けに来ていただくこともできるし、普段からご自分で日々簡単な体操でメンテナンスをすることが可能だからです。ご自分でのメンテナンスも「予防」と「解決」両方が可能なのです。

 むしろ治療だけの受診では、慢性化し痛みきった体の場合、相当な時間が必要なこともあります。日々ご自分でメンテナンスをしていただくことが、はるかに速い速度で治癒していきます。
手軽で優れた方法だと思います。