私の大好きな本「サラとソロモン」の1冊目のP173に次のような
ソロモンの話がある。

「君がどう感じるかということが君の周囲の状況によって左右されて
いるなら、君はいつでも罠にはまっていることになる。
けれども、君が自分の考えを選ぶことによって、自分がどう感じるか
を自分で決められるようになった時、その時こそ、君は真に自由に
なるんだよ。」

「人生とは未知との遭遇である」と私の尊敬する長尾弘先生は
よく口にされていた。
 私達が見知らぬ土地、場所へ行く時には地図を頼りに行く。
そして東西南北を知ることが重要になる。
方角はこれで合っているのだろうか、目印となるものは見えている
のだろうか・・・と。

 今自分の人生は、幸せに順調に行っているだろうか。
さしづめ、自分の人生という旅路の方角を知るコンパスは、
自分の心がどう感じているかということだ。
 状況を観察・分析し、正しいか正しくないかで自分の行動を判断
することに慣らされている私達にとって、常に自分の感情が、
「どう感じているのか」ということを観じ続けるのは意外と難しい。

 今の自分の人生がうまくいっていないと感じるなら、それは方向が
違い、目印となる建物や場所を見失っているという証拠だ。
 自分のコンパスと地図にある目印通りに進んでいけている時は、
自分の人生も調和したものになる。
 なぜなら、宇宙は自然は「大調和」であるからだ。

 ソロモンの教えにならって、瞬間瞬間に自分の思考を選択し、
感情がワクワクして楽しい、いい気分に感じる方向へと進んで行こう。
その積み重ねが調和した人生を引き寄せてくる。
 サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス

¥1,890
Amazon.co.jp