ちょっと間が開きましたがアレキサンダー・テクニークのワークショップ③!


「ハンズオンされると体に変化が起こる」ということを理解したあとで、実際にどんなワークをしていくのかまた順番に石坪先生が手を当ててくださいました。


ちょうど耳たぶの後ろ辺りに軽く指を触れる。


またもみんな「???」という顔をしているけれど、少し時間がたつとす~っと上に伸びていく。

いや・・伸びていくというより浮き上がるように見える。


そのあとで胸の下と肩甲骨の下を両手で挟むように手を当てる。

これもまた、ふっと力が抜けたように見える。


この状態で「このまま歩いてみて」と背中をそっと押され5・6歩あるいてもどってくる。


先生の手が離れたとたんに元の状態にもどる人、力が抜けたままうまく歩いている人いろいろです。

私の順番は8番目くらいだったかな?どんな感じがするのか興味津々で待っていました。


やはり見ていたとおりのことが起こる。

頭がすっと浮き上がり、肋骨の内側が楽に広がったような感じ。

手が離れるとすぐにもとの硬直した感じに戻ってしまい歩くのに苦労したけれど、うまく力が抜けた状態で歩けるってとても楽!


たった2箇所、手を触れただけなのに・・


頭が軽くなってすっと上に伸びる感じをどう表現したらいいかと思ってしばらく考えていました。

首の骨の上にうまく頭骸骨が乗るとなんでそんな風になるのかも・・


もちろん骨髄液の流れとか神経の伝達にもいい影響があるんでしょう。


感覚的に言うとスキーの板にうまく乗れた時みたいな感じ。

無駄な摩擦がなくて雪面がどんなに荒くてもうねってもすぐに足裏に伝達されて対処できるニュートラルな感じ。

筋肉にたいした力を入れずに滑れるのも同じかな。


伸びる感覚も、引き上げようと思うと筋肉で持ち上げてしまうけれどそれとはぜんぜん違う。

一つ一つの背骨の間がぽっぽっぽっぽっと持ち上げられるような・・

そんなバカな~って思います?


約3週間考えてこんなことを思ったんです!


圧力?反発?と

空気が半分しか入っていないボールに座ろうと思うと、少しでも中心からずれてのっかるとふにゃふにゃして不安定。

でも、真上からどーーーーんとのってしまうと中の空気がぎゅっと持ち上げてくれるように安定して支えてくれる。

しかもずれているときよりも確実に高いところにいられる。


背骨の上にうまいこと頭蓋骨が乗ると背骨一つ一つの間でそういうことが起こるんじゃないかと。

だから筋肉の強い支えがなくても背中がすっと引きあがる!


こんなことごちゃごちゃ考えなくてもほんのちょっとの変化で「楽に動くことができる」とわかっただけでいいのかもしれない。

頭骸骨と首の骨が出会うところが重要なようです。



長いけど、まだまだ④にまとめます。