楽で自然で自由な動きを見つけるためにアレクサンダーテクニークでは、手で触れて気づきを促してくれます。
ハンズオン です。
自己紹介とその日の目的を全員が話したあとで、ハンズオンとはどのようなものかを体験。
順番がまわってくるまでほかの方たちを見ている。
先生が鎖骨の辺りと肩甲骨に手を当てて肩を挟むようにしてじっと待っていると生徒の方は????という顔になってくる。
ハテナ? ハテナ? コレハイッタイナンナノカ? という顔。
そして、「ゆるんだ?」「のびた?」「かるくなった?」「???」
「あ・・・楽な感じー!」
となるのです。
手を当てているだけ。
でも、そこには一つだけ注意が・・
曰く、触れられているだけではないのだと・・
手で触れられているだけではなくて、あなたが触れられているところも手に触れているのだと・・
触れ合っているのだと・・
そして触れ合いながら自分の体を感じるのだと・・
触れ合うことで自分の中の不必要な緊張やこわばりが見えてきて、それがわかると自然に体がいい状態になってくれるのかな?
先生がこわばりや緊張のない手で触れると自分の緊張が浮き彫りになるから気がつくのかな?
それともつられて力が抜けるのかな?
昔太極拳をやっていたときに護身術のようなことを教えてもらったことを思い出した。
誰かに突然腕をつかまれたとする。
いやーーー!と力いっぱい腕を引き抜こうとすると相手もしっかりとつかんできて逃げられない。
そういう時はいったん脱力! 力をふっと抜くと緊張が抜けたことが相手にも伝わって、相手も力が抜けてしまうのでその隙に一気に引き抜く。
そんな緊急事態に脱力できるかどうかは別として、やはり相手につられるってことかしら?
なんて考えている間にハンズオン2周目へ。
頭と脊柱の間のコンタクトが変わるとどんなに自由に動けるかの体験へ!