『スマホ育児がこどもを壊す』石井光太(2024/7)
いつも衝撃的な現場ルポを描く石井光太さんが
ついに、身近なこどもの環境にまで乗り出した。
否、
私たちが「ふつうの日常」だと思っている生活が
石井さんがのルポ対象になる状態になってしまっている、
と言った方がいいのかもしれない。
今、自立する前の「こども」がそばにいる人は
今のうちに、読んだ方がいいと思う。
親の仕事は「こどもを守る」こと。
何から、どうやって、守るのか?
今のうちに考えて、行動した方がいいと思う。
不登校が増え続ける社会の中で、
自然派フリースクールを運営する側として。
また、わが子を学校に行かせている親として。
「学校の存在意義とは?学校に行かせる意味とは?」
をずっとずっと、もう5年以上考えてきたけど。
この本を読み、いくつかの意見・考えに触れ、
私の中でやっと、ひとつの結論に辿りつきました。
(書けないけど、気になる方は聞いてください)
私たちは「こどもを守る」ために、
その”結論”を実行に移していきます。
「こどもと地球と未来にやさしい生き方」で🌱
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ちょっと考えてみてください。
・2歳の6割・5歳の8割が「ネット利用」している
・小学低学年から、自分のスマホを持っている
・学校配布のタブレットでYouTube視聴できる
・中学生がSNSアカウントを複数使い分けている・・・
「あー、最近の子ってそうなんだってねぇ」
なんて言ってる場合じゃないくらい、
これらのことは本当は普通でも自然でも当たり前でもない。
ってことを。
本の中身は、保育園~高校・大学の
「先生」へのインタビューと取材なのに、
タイトルは「育児」になっている意味。
ある特定の学校だけでなく、
全国的に多くの学校で、複数のこどもが陥っている状況。
その原因は、学校生活に起因するものもあるが
”そうでないもの”も大いにある。
直接的には、家庭・親がしたことかもしれないし、
それ以上に世の中の流れが大きく変わっているということ。
その中で、あなたはどうやってこどもを守りますか?