木工教室:第18回鉋箱を作る3 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
元々は生産設備の開発屋。
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こんばんは。たぬきです。

鉋箱の続きを。


似鳥透作の小鉋台打ちに忙しくて工房での作業が中々進みません。でもこのままだと鉋箱の出来上がりがどんどん遅くなってしまう。 

木曜金曜を使ってバタバタと進めます。

アリ継ぎを罫書きました。前回の工具箱で雄木雌木を間違えたので、今回は間違えないように気をつけたら一周回ってまた間違えました😭

でも刻む前なのでセーフ。青で書き直してます。


ここで、大失敗に気付きました。
幅を間違えてます。外寸と内寸を何処かで間違ったようです。このままでは狭くて定盤が入りません。
泣く泣く板を作って矧ぎました。
これが金曜日の夜。
教室へはクランプ掛けたまま出発です💦
写真は矧いだ後。左側の板の左端が追加した板。たぬき工房らしく有り物で作ってるので長さが足りない分を継いでいるのが見えると思います。


教室では矧いだ板の目違いを取ったり仕上げたりします。

仕口を刻んで、棚板や背板の溝をトリマーで加工します。

雄木は斜めの墨を手で挽きます。
雌木はテーブルソーで挽けるので工房に持ち帰ります。


先に書いた長さを継いでる所です。

棚板の加工が出来ました。

工房で雄木を加工します。
こうやって取れるところを取ってから小さな手鋸で残りを取り去ります。
最後に鑿と切出しで仕上げます。

仮組みです。
なんとか形が見えてきました。
来週の教室で接着です。

と言った所で、今日はここまでです。

以上、たぬきでした。ではでは。