鉋:与板 似鳥透作雛鳥30mmの台を打つ2 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
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こんばんは。たぬきです。

台打ちの続きを。


台は古の寸八台から切出します。
スライド丸鋸と手鋸で挽きます。

荒台が出来ました。

いつもの様に設計します。位置関係を決めます。

罫書きます。

側面も。

四ツ目錐でガイド穴を開けます。

ガイド穴を頼りに甲穴を掘ります。

毎度、精度が甘くて苦労する押え溝を罫書きます。治具を使って基準となる線を引きます。この作業が台打ちの急所の1つだと思います。

罫書きました。

鋸で挽きます。

後でコゴミを取るために、少し控えめなところを挽きます。馴染みを取りながら押え溝の当たりを確認します。その上で溝の上端側を削って全体に当たるようにします。

入りました。

後ろから見るとこんな感じ。

押え棒を入れます。罫書いたら四ツ目錐で開けます。

押え棒はブラインドリベットのシャフト。
押え金をいれると少しきつ過ぎます。棒ヤスリである程度修正しますが、やりすぎると長穴になってしまいます。これではみっともない。残りは裏金の耳を削り、さらに真鍮ハンマーで叩いて合わせます。 
押え金が緩んだら終わりとキツめに穴あけしましたがきつ過ぎましたね。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。