木工教室:第16回鉋箱を作る1 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
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こんばんは。たぬきです。

削ろう会に参加するには、寸八の鉋を始め、長台、小鉋、台直し、下端定規、マイクロメータ、定盤に貼ったペーパーと付随する道具一式を用意しなくてはなりません。これを一つ一つカバンに入れるのですが、仕舞うにも取り出すにも始末が悪いです。そこで全部まとめて仕舞えるように鉋箱を作ろうと思います。


アイデアのマンガを描きます。

過去に作ったランタンケースの様に框組にしましょうか?

箱の奥行きは110mm。框組にすると鏡がほとんど無くなりますね。
無垢板で作ると重くなるだろうと框を考えましたが効果は無さそうです。

うーん。5分板で組んでしまうのが良さそう。

1番大きい部品は背板と前板。
背板は米松?の5分板を挽き割って作りましょう。手鋸だとフウフウ言って1日掛かる仕事も帯鋸ならあっという間です。
帯鋸スゲーです。たぬき工房にも欲しいけど、場所取るしねぇ。中古を探せば買えそうではあるけれど、狭い工房がさらに狭くなるのは避けたいところ。
当分手鋸ですね。

反った板を挽き割るので取れる板は2分以下になりそう。

それでも鋸道がブレる手鋸に比べればずっと厚く採れますね。

こちらは側板と天板底板。
強度部材なので5分板を剥いでます。これを2つに挽き割って使います。

帯鋸で挽き割った材を剥いで背板を作ります。かなり大きいですね。

と言った所で、今日はここまでです。

作りかけの包丁の柄や名刺入れの続きも有るのですが、何やかやで進んでません。

それよりも教室でしかできない帯鋸を使う作業や椅子にテーブル等、家具作りを優先して進めたいと思います。

夏場は田んぼの草刈り等、時間が取りにくくなります。しばらくはペースダウンてすね。

以上、たぬきでした。ではでは。