製作:鑿箱を作る1 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

勢州たぬき工房の木工したり直したり

2018年に小さな工房を自分で建てました。
包丁や大工道具を研いだり直したり。
他も色々作ったり直したり。
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こんばんは。たぬきです。

鑿が増えてきて整理が追い付かなくなりました。ここの所、継手の練習と鑿箱の引出しを作っていましたが、一旦止めて鑿箱を作りましょう。


材料は中国産の松。5分厚の板を1枚用意しました。これを厚さ半分にします。両側の木端から丸鋸を入れて、間を手鋸で挽き割ります。


プレーナで分定して、手鋸で木取りしたところ。

手鉋で仕上げたら、テーブルソーで刻みます。ここで白柿を使いました。今までなら鉛筆です。木工教室に通い始めたせいで白柿に慣れてきました。
枠は5mm厚、底板は4mm厚。
ケチくさく1枚の板から木取りしたせいで底板が4枚矧になりました。

足元は屑だらけ。プレーナの削り始めが一部食込み気味になります。その痕を消すのに手鉋で頑張るわけです。原因はプレーナのガタのせいです。ベッドを上下させる摺動部ガタはあらかた取ったのですが、新品同様とはいきませんね。

底板を矧ぐ為に相じやくりを取ります。
際鉋で段付を削ります。

使った際鉋。先日中古を仕立て直した物。

接着します。

枠も際鉋で段付を取ります。
明日は底板の接着の続きと、枠の接着です。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。