こんばんは。たぬきです。
今まで木工を楽しんできましたが、我流の限界というか要領良くできてないなぁと感じることが多くなりました。そこで、木工教室に通って基礎から学びたいと思うようになりました。でも、基礎から学べる教室って無いんですよ。親子教室とかプレカット材を釘と接着剤で小さな本棚とか・・求めてるのはそれじゃないのよね。
理想は職業訓練校だけど、ウチの方は夜間はありません。
探し回ってようやく見つけたのが滋賀県の教室。たぬき工房から下道を片道110km2時間半。ガソリン代だけで1回3000円。
お金はなかなか厳しい。月謝は月一万とお安めだけどガソリン代がねぇ(笑)
とにも、そこしか無いのならと1年間だけと決めて通うことに。
というわけで1回目。
5枚継の練習から。
白柿の引き方とか、引いた先に刃先を落として測定の基準にするとか知らない事が一杯です。そうなんです、こういう基本的な所作が知りたかったんです。
で、罫引や鉛筆もつかって罫書きます。
材はレッドオーク。硬いです。
こうやって罫書いたら鋸で刻んで鑿で欠き取ります。
失敗だったのは、持って行った鑿が追入よりも一回り小さい奴鑿だった事。中学生向けの物で、使い勝手は良いけど広葉樹相手にぶっ叩いて使うには荷が重すぎました。直ぐに切れ味が落ちて汚い肌に。叩きを持ってくるべきでした。それと、普段使いの両刃8寸はアサリが広いのか、踊りがち。で、鋸道が太くなってしまう。こちらも7寸片刃を持って来るべきでしたね。
腕が無いならそれをカバーする道具を選んで、それを良く手入れして使いたい。別に高価な物じゃなくて良いんです。安い古道具で結構。ちゃんと使える状態なら良いんですよ。
精密な作業を手道具でやると手癖がでてしまい、ヘタクソが目立ちますね。
たぬきの場合は鋸を挽く時に手首が体側に入ります。その為鋸の先が右に振ってしまいホゾの頭が平行四辺形になります。
肘を固めて角度を変えないイメージで体に沿わせて挽くと少し良くなるようです。こういうのを意識的に見つけていく事も修行なんでしょうね。
他にも鋸身の重さが切断部分かかると身が踊りがち、軽く持上げるように支えながら挽くと踊らないとか、研ぎに似ているところもあって、いやホント考えながら作業するのは大事ですね。人に見られているという事も緊張感があって良いようです。
さて、欠き取ってから鑿と切出しで仕上げたら組みます。ヘタクソがハッキリ分かる瞬間です。この日は3つ作りました。
3つでも人間習熟するものですね。
一番右が1つ目。以下左へ向かって2つ目3つ目。1番左は復習として工房に戻ってから作った物。
別の面。左から1つ目・・。
工房に戻ったら忘れないうちにノートしておきます。そして、復習として同じものを作る。
工房では道具の選択肢がぐっと増えます。
レッドオークに合う縦引きや叩き鑿、仕上げる追入も有ります。当たり前だけど叩き鑿なら刃こぼれを気にせず叩けますし長い分垂直も見易い。
それと、工房なら照明が自由に当てられるので老眼にも優しいです。老眼になるとちょっと影になるだけで罫書きが見えません。照明はホント大事になんです。
と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。
●2/5追記
今夜も練習。これで5つ目。
鋸の挽き始めのガイドを深爪の指先ではなく木の端材にしました。結果、精度が上がりました。後は切れる鑿で仕上げ。
だんだんサマになってきました。明日も練習しますよ。
最初は叩き鑿で。
●2月6日追記
さて今夜も練習です。6つ目。
長いほうが今回。昨日よりも隙間多め。縦引き挽き始めの振れは昨日よりも悪くなった。今回使った縦引きはゼットソー8寸縦引。コシが強くて暴れにくいけど、たぬきが引くときの手のブレがそのままホゾの頭を削っている感じ。手癖が出やすい鋸ですね。
●2月7日追記
さて今夜も練習です。7つ目。
長いのが今回。試しに1箇所の縦引きを新品の宮野久之助両刃8寸で試してみる。1つ目で使った両刃8寸と大差ない感じ。2箇所目からカネ順7寸片刃へ。やっぱり7寸が安定しますね。
今回の失敗は嵌合時に材を割った事。今までの経験でこれ位はイケると思いきや甘かったぁ。継は基本通り木槌で軽く叩く位で入らないとダメなんですねぇ。
失敗してやっと分かるという(笑)
左から5回目6回目今回の7回目。
以上。
●2月8日追記
さて今夜も練習です。8つ目。
長いのが今回。以下前回前々回の並び。
今回はテーブルソーで刻みます。
以上。