整備記録:ジムニーのオルタネーター修理 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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2018年に小さな工房を自分で建てました。
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こんにちは。たぬきです。

ジムニーが壊れました。

 

昨夜、ジムニーで田んぼの水を止めに行ってると、なんかヘッドライトが暗いです。

そうこうするうちに、カーステが消灯しました。これはおかしい。充電してないのか疑います。しかしCHGランプを確認しますが消灯したまま。どこか接触不良になったか、オルタネーター自身が壊れたか?

無線機の電圧計を見ると8.8V!ダメダメです。なんとかヘッドライトを消してハザード炊いて(するとカーステ復活)帰宅しました。

田んぼだから良かったけど、遠かったらアウトでしたね。帰宅後、バッテリーを守るために即充電器に繋ぎます。過放電しても直ぐに充電すれば復活する事が多いそうです。逆に放電したままにしておくとサルフェーションが発生してダメになります。

 

整備書を持ってきました。

回路と電線の色を確認します。

仮にオルタがダメで、リビルト品を購入ですると15000円ほど覚悟せねばならないようです。

これで昨夜の作業はおしまいです。

 
電線色や行き先を確認しておきます。
 
本日の作業開始です。まずは故障状態を確認します。
矢印のところにあるオルタのカプラーを外してボディ側の配線を確認します。
 
緑色のカプラーを外します。それから、奥にあるBATT端子のゴムカバーをめくっておきます。
 
結果、BATT、IGN、LAMPすべて正常でした。LAMPとボディーアース間の電流を測ると90mA。メーターパネルのCHGランプ点灯ならこんなものか。
 
メーターパネルを見たらちゃんと点いてますね。バッテリーの形をしたランプがCHGランプです。充電してませんよという警告ランプです。
そういえば、最近このランプはキースイッチONにした時もずっと消灯していたような。発電能力を失う前から長い事ランプの制御回路も壊れてたっぽいですね。
 
ボディ側の配線が生きてるということは問題はオルタ側です。発電してないのにCHGランプが点かないのは致命的だなぁ。
さて、原因が分かったのでオルタを交換します。手っ取り早く解体屋に行って同じか近いものを探しましょう。
 
で、買ってきました。同じものが有りました。良かった。お値段2,000円
解体屋が近くにあるのは助かります。
 
後ろも同じ。
まぁ、生きてるか分かりませんけどね。
バラして清掃位したいところですが、清掃しようとして壊れることも有りがちです。なんせ20年以上前の骨董品ですから。
今回はそのまま使いましょう。
 
オルタのスイングする軸の片方にはスライドできるブッシュが入っています。でも固着してるでしょう。叩いて抜きます。
 
ペーパーで磨いてからグリスアップして挿入します。
 
仮組みしました。
 
キースイッチをONにするとCHGランプが点きますね。これは生きてそう。
完全に組んでからエンジン始動。即CHGランプが消灯しました。正常動作してます。ヨシッ!
 
バッ直の無線機の電圧計を見ると14.6V。ちゃんと充電してます。電圧はちょっと高めですがヨシッ!
(追記:電圧が高かったのは充電器による充電直後にエンジンを掛けたからだった様です。小一時間後に再度エンジン掛けて走行したら13.6V前後で落ち着きました)

 
昼前に修理できました。
あとはどれだけ持つかな。出費は最小限で済んだので、良しとしましょう。
なんかのついででリビルト品を買っておきたいですね。
137,141km
 
と言った所で今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。