研ぎ:デコラ鉋福三郎を再生する3 | 勢州たぬき工房の木工したり直したり

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こんばんは。たぬきです。

福三郎デコラ鉋の感想を。


先日直した福三郎。手鋸で挽割った板を削って平面にしたりと、荒削り用に使っています。


杉の仕上げには使えませんね。夏目のスポンジみたいなスカスカ部分を引っ張り上げて削りますし、甲穴もこなこなです。
鋼の問題なのか、研ぎや下端の調整が問題なのかはまだ分かりません。荒砥まで使った研ぎだったので、まだ刃先がこぼれやすい状態です。何回か研直して刃先が安定したら、もう少し切れるようになると思います。これは先日の鑿箱。仕上げは別の寸八鉋です。

これは、今試作中の箱。
挽割った外材を平面にしています。

荒削りで厚いクズを出すには、これ位のサイズが良いですね。荒削りだと、大鉋の寸四でも疲れてしまいます。小鉋なら削るのも研ぐのも楽です。

帯鋸の挽き目も消します。

消えました。今後はもう少し木取りしてから厚さを整えるつもり。ここまで使ってもまだ切れてます。刃持ちは期待できます。今後、使用頻度が上がりそう。

と言った所で、今日はここまでです。
以上、たぬきでした。ではでは。