本日は、コーヒーを飲んだことがある人は必ず耳にしたことがあるといっても過言ではない、世界3大コーヒーのひとつ、 「 キリマンジャロ 」 の生産国タンザニアの紹介です。

 

 

 

 

タンザニアは主に水洗処理方式のアラビカ種を栽培し、一部非水洗処理方式のアラビカ種やカネフォラ種を栽培しています。生産エリアは、コーヒーの名前の由来ともなるキリマンジャロ山周辺のアルーシャ、モシ、内陸部のンゴロンゴロ周辺、西部のキゴマ、南部のムベヤ、ムビンガ等で主にアラビカ種が、ビクトリア湖西方のブコバ地区でカネフォラ種が生産されています。生産される9割の農家が小規模であり、以前は品質にばらつきもあったようですが近年は設備が整って改善されています。

 

【 水洗処理されたパーチメントコーヒー 】

 

 

 

 

「 キリマンジャロ 」 をはじめ、世界三大コーヒーと呼ばれる、 「 ブルーマウンテン 」 「 ハワイコナ 」 等の特定商品には、名称を付けるために必要な定義が設けられています。このようなものを 「 特定銘柄 」 と呼んでいます。 「 特定銘柄 」 は、事実と異なったり、誇張されたりした広告により消費者が不利益を被らないよう各業界がいろいろな商品について消費者の意見を取り入れて実態に合った自主ルールを決め、消費者庁及び公正取引委員会がこのルールを 「 公正競争規約 」 として認定しています。

 

 

 

キリマンジャロは、タンザニアのブコバ地区以外で生産されたアラビカ種コーヒー豆をいいます。等級は英国式の名称が使われ 「 AA 」 、 「 A 」 、「 B 」 等類似しています。テイストは、爽やかな酸味とベリーやフルーツの香りが混じった複雑なフレーバーが特徴的です。特定銘柄は、キリマンジャロ以外にも数多く存在し、それぞれが独自の個性をもっておりその銘柄ごとの味わいを楽しむのも面白いかもしれません。

 

 

 

それではまた!

 

 

 

HUMAN COEXISTENCE COFFEE