<細楷>落花詩巻』より
{本(P64)、ガイド(P68)}

文徴明(1470年〜1559年,90歳没)

彼は80歳以上の高齢になっても
謹厳な蝿頭{=「ハエの頭」→極めて細かい文字、細字}の小楷(=細字の楷書)を書くことができた。
彼は卒するとき(=亡くなる時)、
ある人のために墓誌を書き、まだ書き終わらないうちに筆を置き
端座(=「正座」=正しい姿勢で座ること)したまま逝った。
羽化登仙{=(山に移り住んで仙人となり)羽が生えて天に登ること}するようで苦しむ様子はなかったという。

 



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