最近のホワイトバンドについて | 、

最近のホワイトバンドについて

このところホワイトバンド関係のブログをイロイロと
拝見させていただいています。

今の日本では遠い国の貧困に興味を持つ人がほとんどいない
というのが実際のところだと思います。

このオレもホワイトバンドがなかったら、そういう問題に
ここまで興味を持つことはなかったかもしれません。

____________追記_____________
ホワイトバンドをつけようかどうしようか迷っている方は
オレのブログよりも説得力のあるwaka moanaさん
ブログをご覧ください。
オレはとても勇気づけられました。

また、この頃多い「ホワイトバンド=詐欺」的に
ヒステリックに取り上げるブログが多いように思いますが
こちらの takaさん のブログをご覧頂き、いま一度
ホワイトバンドの趣旨を理解することをお勧めします。
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いま必要なのは、ひとりでも多くの日本人に世界の貧困を
知ってもらい興味をもってもらうことだと思います。

「ほっとけない世界のまずしさ」というよりは
「ほっとけない日本の無関心」と思ってしまう今日この頃・・・。

貧困をなくすために自分は何をすればいいのか、そのことを
考えるきっかけとしてホワイトバンドの果たす役割は
大きいと思います。

ですからファッション先行でつけてる人もおられますが
それでもそのうちの何人かが貧困の現状を知ることが
できたのならそれはそれで意味のあることと思います。

日本で販売されているホワイトバンドについても
いろいろと問題点を指摘されている方がおられます。

同意できないのであれば、無理して購入しなくとも
自作するなり海外からの通販で取り寄せるなどの方法で
用意すればよいと思います。

ホワイトバンドの300円というのは「協力金」という
スタンスをとっていますよね。

従来の「募金」とか「寄付金」とは違う物なので肯定派の
なかでも理解されていない方が未だに多いように思います。

「チャリティー」ではなく「ジャスティス」を求める
活動は日本ではほとんどありませんでしたからね。

これは活動の趣旨に賛同したうえで300円を払い、
活動に参加し協力します、というお金なのだと思います。

なので賛同できないのであれば払う必要はないと思います。

また300円分の募金をしたいというのであれば
そういう団体は日本にも多く存在するのでそちらに
寄付していただいた方がよろしいと思います。
(それが果たして本当に必要な人のところにどの程度届くのか
 はここでは追求するつもりはありません)

ただしこの白いシリコンゴムの輪を多くの人がつけることで
貧困の問題を知らない人に興味をもってもらい知らせる
という役割をもっていることは否定できないと思います。

つまり、「あなたがつけている白いリングと同じのを
している人を最近良く見かけるけれど、それは何?」という
興味を持たせるためには、同じ物が多く世間に出回る必要が
ある、ということなのではないかと思うのです。

本当は自分で工夫しながら作るのがよいとは思いますが
それでは多くの人に広めるにはムリがあるように思います。

できればアフリカの数カ国から輸入した原料でつくる
自作キットなんかがあるといいかもしれません。

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さて、「ほっとけないプロジェクト」のメインテーマである
小泉首相に国際会議の場で「貧困の克服を日本の優先課題にします」
「日本の開発援助の目的は貧困の削減です」と明言してもらう
には未だに厳しい状況です。

貧困国の債務を免除してもそれで終わることは決してありません。
じつはその先の方が大きな問題を抱えてたりします。

それでは自分たちには何ができるのか?
あまり期待できないのを承知で小泉首相にメールを送る のも
大事ですがそれ以外にもいろいろありますよね。

公式サイトの「もし世界が100人の村だったら」のなかに
「すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い80人が20%を
 分けあっています。」という項目と
「日本のわたしたちが捨てるたべのこしは、年に2000万トン以上です。
 ちなみに世界の食糧援助量は、年に1000万トンです。」という
項目があります。

日本人は明らかに80%のエネルギーを使っている20人に
入っていると思います。
自動車の使用を控えるのは勿論ですが、電気の使用を控えたり
水道の使用を控えるのも大事だと思います。
チーム・マイナス6% とも重複する部分が多いのですが
ひとりではたいしたことのない省エネでも全員が取組めば
無駄なエネルギーを必要な人に使ってもらうことが
できるのではないでしょうか?

たべのこしの問題は省エネ以上に日本人にとっては
実感が無い問題のように思います。
じつは個人のたべのこし以前に大きな問題があることに
気がついている人は少ないように思います。
スーパーで売られている食料品やコンビニのお弁当類などは
当然のように賞味期限が設けられています。
たとえばあなたがスーパーでプリンを買うとします。
賞味期限が翌日の物と一週間後の物があったとしたら
どちらを買いますか?
値段が同じであれば一週間後の物を選ぶのではないでしょうか。
ほとんどの日本人が同じように選択すると思います。
しかしその結果、賞味期限の切れた食品は廃棄処分とされて
しまうのです。
日本の食糧自給率は40%に過ぎないのに必要以上の食糧を
用意しなければいけないというまさに「飽食」が産んでしまった
大量の「たべのこし」というわけです。
少しだけ気をつけて買い物をすれば無駄な食糧を生産したり
輸入することも減ってくると思います。
これだってひとりだけ実行しても意味がありませんが
買い物する全員が心掛けるだけで大きく変わってくるはず
だと思います。

これ以外にも自分たちでできる小さなことがまだある筈です。
「こんなことをやってるよ」という方からのコメントも
お待ちしていますのでよろしくお願いいたします。


その程度のことで貧困がなくなる訳がない、考えが甘いぜ
という方、ご自身が実践している方法をぜひご紹介ください。

____________追記______________

極貧ばんびのブログ。 さんで 
勝俣 誠さんの「現代アフリカ入門」という
本を紹介していらっしゃいますので興味のある方はどうぞ。
オレも本を探して読んでみます。

SUNNY SIDE UP STUFF BLOG  で紹介されていますが生産国を
中国以外の南アフリカなどにも拡大の予定だそうです。
でも、中国での生産は中止になるのでしょうか?
生産が継続できなければフェアトレードの意味が
ないと思うのですが、どうなんでしょうか。

フェアトレードについては cabronさん のブログが
分かり易く紹介してくださっていますのでご覧ください。


全国のファミリーマート でホワイトバンドを
8月30日から販売開始しました。
詳しくはこちら からどうぞ。

コメントをくださった千野さんからご紹介いただいた地球生物会議のサイトです。
欧米(日本もね)を中心とした肉食生活が環境に与える
影響について述べられています。(ちょっと長いかも)
詳しくはこちら からどうぞ。