先日インターネットを閲覧中…
こんな記事を見つけました
週間文春さん電子版の記事なのですが …
この仕事をしてると お客さんからも言われる事がたまにあります
簡単に言えば 『 町の鈑金工場に依頼 』 するのと 『 ディーラーに依頼する 』 のとどちらがいいのかと
それは鈑金屋の私が言う事ではないのでしょうけど…
世の中には色々な鈑金屋さんがいます
上手い店もあれば、下手くそ、適当に仕上げてくる店もあります
残念ですが、それが現実です…
私が思う上手い店とは 『 いつ出しても仕上がり状態に差がない店 』 なんだと思います。
『 この前、修理依頼した時は良かったんだけど…今回の修理はイマイチだったよな 』ではダメなのです
トータル的にバラツキがあるのでフロントでのチェックが厳しいディーラーさんに流れてしまうのだと私は思います
要は信用での問題なんだと思います
ちなみに先日修理依頼のあった
日産セレナ
事故直後に某日産ディーラーに入庫~
口頭での見積りで約60万~70万ぐらいかかると言われ 直すか?これを機に代替えをしようか?悩んでるとの事…
リアゲートのガラスも割れ
通常なら交換交換の高額修理コースになってしまいます
リアゲートとバックパネルがあまりにも押された為、左右のクォーターパネルとの隙間も狭くなってしまってます
バックパネル廻りの損傷も酷く
内装トリムなんかもバリバリに破損しております
車輌保険も入ってないとの事でしたので…
自腹にて修理するのでしたら尚更考えます
普通なら代替えになるんだと思います…
逆に言えば
こんな場合は町工場の方がメリットなのだと思います
基本的にディーラーさんは内製化工場を保有していない為、当店の様な町工場に外注修理に出します
交換部品はディーラーさんからの部品供給~
自社メーカー部品ですので使用する事により部品からも利益が発生しますから積極的に新品部品交換になってしまいます
当たり前ですが、中古部品を使用するという選択肢もありません…
だから金額も高くなるのです
ディーラーさんは町工場からの修理工賃のレスの部分の利益もあります
都市部の某ディーラーなんかは工賃35%~40%もディスカウントしなきゃならないと聞くから驚きます
なのでディーラーさんは部品販売での利益、町工場からの修理工賃での利益…
窓口になるだけで儲かってるんですがね
万が一にお客さんが直さないとしても
新車、中古車など代替えを薦める事ができますからね…
当店の考えは修理をする上での作業方法をお客さんに選んでいただく
『 今回、自腹修理で予算ないので叩いて鈑金で修理できないかな? 』
『 中古部品使用してお安く修理できない? 』
『 今回もらい事故なんで徹底的に新品使ってキレイに修理してもらいたいんだけど… 』
『 取り敢えず走るようにしてもらえる?? 』 (笑) … など
ただ、
町工場の作業の良し悪しを判断する上で見逃せないのが 見えない部分での作業の仕方があります
手間なんですが、これって鈑金屋さんを選ぶ1つの判断材料にしてもらえればいいんじゃないかと思います
その上、少しでも安価で済む
そんなこんなで、今回のセレナ修理作業完了
リサイクルパーツ (中古部品) を用いて部品代を大幅圧縮
あれだけ酷かったバックパネル廻りも鈑金で対応策させていただきました
おかげで今回ディーラー見積りの半額以下で修理する事ができました
お客様にも大変喜んでいただきました
差し入れも有り難うございました
ディーラーか町の鈑金工場か?
選ぶのはお客様なんですが…
心の片隅にでも 『 エスイズム 』 を選択肢の1つに入れててもらえると嬉しいかな と思います
勿論、その時は全力で直させていただきますね