3か月治療しても、症状が横ばい、もしくは一向に改善しない患者がいたら診断の見直しをする。私はそういうルールにしています。たまたま夏休みをとっている先生の代診をしていた時に遭遇した患者の中に、1年近く休職しているのに一向に病状が良くならない患者がいました。私が、

1年前と比べ、少しは良くなっていますか?

と質問すると、

変わっていません。

と答えました。これはおかしい。1年前という長い時間の前と後を比較した場合、治療がうまくいっている患者なら、1年前と比べれば良くなっています、と即答する。そうでないということは、診断そのものが間違っている可能性がある。夏休みを取っている先生に安心して休んでいただくためにも、私が診断をやり直しますとその患者に説明し了承を得た。こういう場面で先ずすべき質問は、


夜何時頃寝て、朝何時に起床するか。


この質問は必ず定期的に患者にすべき質問です。これをやらない医者は信頼できない医者とみなして良いでしょう。

すると彼は、入眠時刻も起床時刻もその日によってばらばらだと言いました。熟睡感もないと言う。こういうとき、必ずすべき質問は、
血圧は高くないですか?血圧の治療をしていませんか?
糖尿病について健康診断で疑われたことはありませんか?糖尿病の治療をしていませんか?

です。