精神科診断手続きにおいて、外してはならないルールは、

先ず内科の病気をはじめとする身体疾患の除外をする。

です。これだけは絶対外せません。これをすっとばしてしまったり、初診時に説明をしない医者はそれだけで信用できないと断じて構わないと思います。何故なら最も大事なことをとりこぼしているからです。そして最初から精神の病気と決めてかかる医者は正規の精神科研修を受けていません。それをすることの恐ろしさを一度も経験していないからです。通常3年も研修すれば1度くらい、精神の病気だと思っていたら身体の病気だった、びっくりした!といった経験をするものです。レポートにも書かねばならないテーマですし。


この身体疾患の除外には当然、身体の診察や検査が必要です。よって精神科初診日に病名が確定するなど、現実にはありえません。

ひとつ例をあげると、漠然とした不安を訴え来院した患者、経験不足の医者だと、うっかり全般性不安障害などと診断し赤恥かくことになるのですが、この患者の最終診断はHIVつまりAIDSでした。精神症状で発症する内科疾患は決して少なくないのです。

初診担当医の口から、まず内科疾患の除外をします、という文言が出てこれば、その医者は、信頼できる医者のリストに残しましょう。

間違っても初診だというのに、涼しい顔で「うつ病ですね」と言っては複数の薬を処方し、治療計画の説明すらしない医者は止めましょう。