統合失調症や双極性障害など、内因性の精神病は別にして、学校や会社など自分が所属する組織や社会の人間関係を不快に思うことで
生じる抑うつや不安に、薬物療法はほとんど効かない。抑うつは抑うつでも、原因のはっきりしている抑うつに抗うつ薬は効かないのです。今現在、親からの暴力を連日受けている子の抑うつに薬が効かないのと同じ理由です。
上司の態度が横柄であるとか、仕事の内容にやり甲斐がないとか、そういうはっきりした理由がもとで精神の具合が悪くなっている者に薬を処方するということは基本しません。効かないことが最初からわかっているし、効かないのに使用すれば副作用のマイナスが不利益でしょう。
その証拠に、ちゃんと通院し薬を飲んでいるにも関わらず、初診に比べ、全然良くなっていないという人がずいぶんたくさんいます。良くなっていないということは薬が効いていないということです。何故なら薬以外の治療をしていないのですから。薬を処方されている人のうち、過半数をゆうに超える患者が良くなっていない。彼らはうつ病だの双極性だのと診断され、相応の薬を処方されているのに関わらず、全然良くなっていない、それどころかむしろ悪くなっている人すらいます。
このことが何を意味しているか。病気じゃ無い人に、どれだけ薬を投下しても良くなるはずがないということです。