あなたがものごとをどう見、どう受け止め、それにどう反応するかによって、実際に起きることが変化します。要は、今起きていること全てが、あなたの受け止め方次第ということです。確固たる自己操縦感を獲得し、健全な自己肯定感を成熟させている人には、この件について説明はいりません。もうとっくにわかっている。わかっているから自己操縦感は揺るぎないし、自己肯定感も健全に成熟しているのです。
一方、わざわざ自分の首を絞めるような受け止め方をする人は、現実生活、特に他者との関わりで何かと躓き(つまづき)苦しむことになるののですが、問題はこういうタイプの人に限って、自分の受け止め方やそれに伴う行動が自分の首をしめているということに気づいていない。仮に本などで情報として知りえても、それが自分に該当しているということに気づかないのです。
「他人の目」「他人の評価」を病的に気にし、自分は悪くない、悪者になりたくない、責任をとりたくない、責任ある仕事なんかしたくない、というようなことをしょっちゅう考えている人も具合が悪い。何故なら、世の中は、社会はそういうふうに出来ていないのです。責任のない仕事などひとつもありません。そして人は責任を取り続けることで必要な人材とみなされ評価されるのです。
現実不適応的な考え方を放置しておくと遅かれ早かれ、精神不調を来たし精神科に来ることになるのですが、こういった経緯で具合が悪くなった症状に薬物療法はほとんど効果がありません。何故なら具合の悪くなる原因がはっきりしているからです。