こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋
勢州屋の4代目、きょうじゅです。
仕事をやっていると、自分のお店をこんなお店にしたいとかってあるじゃないですか?
こないだ僕も自分のお店をどんなお店にしたいかな?って考えてみました。そしたら、沢山出てきたんですけどその中のひとつが、うちのお店に来たことがきっかけでお客さんが「趣味は酒飲みです」って言ってくれるようなお店にしたいなって言うのがありました。
お酒を飲むことが好きな人は多いと思うのですが、仕事から帰ってなんとなくビールや日本酒を飲むっていう人も多いと思うんです。それはそれで、仕事の疲れを癒したりリラックスできる時間だったり、家族とコミュニケーションをとるときの脇役だったりで良いと思うのですが、お酒って知れば知るほど奥が深くて楽しいものなんだということを20年かけて僕もすごく感じているので、それをお客さんに少しずつでも伝えていけるお店になれたらいいなって思ってます。
そこで、これから時々僕が感じるお酒の面白さについて書いていきたいと思います。
今回は、温度について書きます。
焼酎やウィスキー、ワインなどもそうですが、温度によってお酒の味わいってすごく変わるんです。特に日本酒は別人のように表情が変わることがよくあります。
もともと人間の味覚ってすごくあいまいなものです。溶けたアイスクリームはすごく甘く感じるし、ぬるくなったお茶は甘みや渋みを強く感じたりします。
それって、温度によって舌の味わいの感じ方が変化するからなんです。
菊正宗さんのHPより拝借しました。
グラフのように、甘みは温度が上がると強く感じるようになります。溶けたアイスクリームがすごく甘く感じるのはこのためです。一方で、苦味や塩味は徐々に感じにくくなります。
このように味わいのバランスが変化することで、そのお酒を飲んだ時の印象がガラッと変わってしまうんです。
普段冷やして飲むのが好きな方が、苦味とか渋みを感じて苦手だなって思ったお酒が、温めることでとても美味しく飲めるとか、逆に普段温めて飲むのが好きな人が、物足りなく感じたお酒が冷やすことですっきりと爽やかに飲めたり。
この温度による味わいの劇的な変化こそ、お酒を飲むときの楽しみの一つだと思うんです。冷やして、常温で、温めて、その温度ごとに表情がガラッと変わるので、1つのお酒でいくつもの顔を楽しむことが出来るんです。ぜひ、色んな温度で試してみて、その変化を楽しんで貰えれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!
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(有)勢州屋 二本松店
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