辛口でもお酒によって味わいは変わる | 燗酒好きのカピバラさんの日常

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福島県二本松と本宮の葬儀屋さんの隣でで酒屋をやっています。お酒の事、日常の気づき、趣味の読書の事など書いています。blogを見てお酒に興味を持って貰えたら嬉しいです。

こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋
勢州屋のお燗酒大好き、太田きょうじゅです。
 
今日は私の誕生日。朝から沢山の方にお祝いのメッセージをいただきましてありがとうございます。とうとう40歳です。40歳になってもこれだけ多くの方々からお祝いを言っていただけるのって本当にありがたいですし、嬉しい限りです。
友達からのメールで、孔子は40にして惑わずって言ってたよとお祝いのメッセージと一緒に送られてきました。まだまだ迷ってばかりです。友達には、人生のカーナビを誕生日プレゼントに希望しておきました。
 


さて、先日地元のお酒を晩酌で飲み比べようと思い、奥の松酒造さんの辛口本醸造と大七酒造さんのからくち生もとを持ち帰りしました。(もちろんちゃんとお代は払ってますよ!)ご覧のとおりどちらのお酒も辛口と表記されています。でも、味わいには違いがあるんです。
 
奥の松酒造さんのHPより

安達太良山の清らかな名水(安達太良の伏流水)、国内産の厳選された良質の酒米。

すべて地元の蔵人による伝承の技が醸す、温もりのある味わい。

辛口にして伸びのあるやわらかな味わいは、燗でも冷でも、家庭料理との相性も抜群です。
大七酒造さんのHPより

生酛の醍醐味は、伝統的にコクのある辛口にありました。 通常ならともすれば薄辛くなりがちな辛口酒が、生酛造りではしっかりしたボディがある、キレと旨味をかねそなえた通人好みの美酒になります。
さすが蔵元のHPです。表現がとても参考になります。
私が飲んだ感想では、奥の松辛口本醸造は、すっきりとしたキレのいい辛口。大七からくち生もとは、味わいのある辛口といった感じです。飲んだ印象では、辛さは奥の松酒造さんの方が辛く感じました。でも、辛さの指標となる日本酒度では、奥の松辛口本醸造は「+2」、大七からくち本醸造は「+8」と大七さんの方が辛い数字になってます。
日本酒でいう辛さは、もちろん日本酒度がひとつの目安にはなるのですが、それ以外にも酸味やアミノ酸度、苦味や渋みなど様々な味を総合して感じられるものなので、日本酒度はあくまでも1つの目安として考えてくださいね。(あとは、個人的な嗜好などもありますので、もしかすると大七さんの方が辛く感じる方もいるかもしれません)
 
そして、味わいの違いはお燗をしたときにも出てきます。
こちらも私の個人の感想ではあるので違う温度帯が好きという方もいるとは思いますが、
奥の松辛口本醸造は、熱燗(50度くらい)まで熱くするとよりスッキリと辛くなって美味しく感じました。
一方大七からくち生もとは、ぬる燗(40度くらい)に温めてほんのりとした甘さを感じながら飲むのが私は好きでした。
表記だけを見ると同じ辛口ですが、蔵によって、またお酒によって辛口の意味合いはだいぶ変わってくるんですね。ぜひ、辛口とひとくくりにせずに色々な辛口を試していただけると、よりお酒の楽しみ方が広がっていくんじゃないのかなって思います。また、温度によっても日本酒はガラッと表情を変えますので、そちらも楽しんでみてくださいね。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
お酒を通して、皆さんに楽しい縁がたくさん結ばれますように!!
 
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