2升しばり | 燗酒好きのカピバラさんの日常

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福島県二本松と本宮の葬儀屋さんの隣でで酒屋をやっています。お酒の事、日常の気づき、趣味の読書の事など書いています。blogを見てお酒に興味を持って貰えたら嬉しいです。

最近一升瓶を縛って持っていく方、あまり見なくないですか?
私の小さい頃は、結構多かったような気がするんですが、時の流れでしょうか?
私、2升しばりに熨斗をつけたときの見た目が結構好きなんです。

イメージは、飲み会やお祝い事に首のところの紐を「ぎゅっ!」と握って持っていく感じです。
八っつあんや熊さんのイメージでしょうか。

こんばんわ、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋
勢州屋の太田きょうじゅです。

2升しばりには、やっぱり蔵元のラベルや紋が入った和紙に包まれたお酒が似合いますね。


なんか懐かしい感じと温かい雰囲気がするんです。

でも、残念ながら最近は和紙で包まれたお酒が少ないです。蔵元さんでも和紙を作らなくなったところもだいぶ増えているんじゃないですかね。

その代わりに増えているのが、不織布っていうやつですね。


これはこれで、中のラベルが見えるし良いんですが、個人的にはやっぱり和紙が好きですね。

そして、2升しばりがこちら。




すぽっ!と抜けそうな気がすると思いますが、ちゃんと縛ると抜けません。
※持ち運びをするときは一応瓶底の部分に手を添えてもらえると安心です。

この縛り方、お店によって若干の違いはあるようなんですが、3本しばり、5本しばりまであります。

3本だとこんな感じ。



持つところは、こんな感じになります。




そして、5本しばりがこれ。



持つところはこんな感じになります。




まず、瓶の下の方に紐を2周くらい回して瓶を固定します。
次に、瓶の首の部分に2周くらい紐を回して、その後対角線をジグザグとひっかけながら締めていきます。

この5本しばり。滅多に頼まれませんが、かなり重いです。
もちろんちゃんと締めれば抜けることはないのですが、5升分の重みはかなりです。




この写真を撮っている時も、腕がプルプルしてました。(笑)


これから花見や飲み会が増える時期。2升しばりに熨斗をつけて持っていくなんて、粋じゃないですか!
酒屋さんであればできるお店さん結構あると思いますので、頼んでみてはいかがでしょう?