コロナ禍の影響で退役した機体たち(その7) | 青春の1ページ航空機等撮影記録~since2019 New Edition~

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今年もこれから暑い時期になる・・・

今週は明日明後日と平日に連休を入れており、土日と合わせて今月2度目の4連休となります。当初はこの連休を使って関東遠征を考えていたのですが、年明け以降新型コロナの第6波により感染者が全国的に急増していることから、見送りということにしました。明日は午前中に特に狙いとなるものの飛来はなさそうなので、運転免許の更新手続きにでも行ってこようかと考えていますが、天気が悪く雪が降る予報も出ているので、足元に気を付ける必要がありそうです。

 

さて、本日は約2か月ぶりに、コロナ退役機のシリーズの記事をアップします。ちなみに、今回の記事でこのシリーズはひとまず完結となります。

 

日本航空 B777-200ER(JA707J)

(上)2012.6.23 関西国際空港 (下)2017.3.11 福岡空港

 

JALの国際線用772では5機目の退役機となったのがこちらの「JA707J」でした。この機体は2004年4月に導入され、主に中距離国際線で運用されていました。2010年4月から2012年7月にかけてはワンワールド塗装として、同年7月25日から退役までは、大気観測のプロジェクト「CONTRAIL」特別塗装機として運航されました。2017年に機内改修を受け「JAL SKY SUITEⅢ」仕様となりましたが、晩年は国内線での運航も見られました。新型コロナウイルス感染症の影響に加え、A350の導入も進められたことから、2020年12月に運航を終了、2021年6月に退役となりました。

 

全日空 B777-300ER(JA779A)

2017.4.30 成田国際空港

 

「JA779A」は、ANAの77Wの9機目の機体として2007年4月に登場しました。他の同社の77Wと同様に長距離国際線で運航されたほか、成田~伊丹線にもしばしば姿を見せていました。2016年から2017年までにかけては、エンジン部分にGEとオリンピックのシンボルロゴステッカーが貼付されていました。最後は貨物便として運用され、2021年3月に運航を終了後はしばらく羽田でストア後、2021年7月にモハーヴェにフェリーされ退役となりました。退役を前にした同年6月には、機内でファーストクラス、ビジネスクラスの機内食サービスなどを体験できるイベント「翼のレストランHANEDA ありがとうトリプルセブン JA779A」が開催され、この利用者が感謝の気持ちをドアや胴体部にメッセージとして記し、退役時のフェリーの際もそのまま残されていました。

 

全日空 B777-300ER(JA780A)

2018.10.20 伊丹空港

 

「JA780A」は、ANAの77Wの10機目の機体として2007年5月に登場しました。こちらも上の「JA779A」と同様に長距離国際線で運航されたほか、成田~伊丹線にもしばしば姿を見せていました。こちらも最終運航は貨物便となり、2021年3月に運航を終了後はしばらく羽田でストア後、2021年7月にモハーヴェにフェリーされ退役となりました。なお、この「JA780A」の退役により、ANAの長距離路線向け機材の早期退役作業が完了となっています。

 

日本航空 B777-200ER(JA708J)

2018.1.6 羽田空港

 

「JA708J」は、JALの国際線用772の8機目の機体として2004年6月に登場しました。当初はアーク塗装で登場しましたが、2012年の鶴丸塗装化にワンワールド塗装となり、退役までこの塗装のまま運航されていました。2017年には「JA707J」と同様に機内改修を受け、「JAL SKY SUITE Ⅲ」となっています。なお、この機体は機内改修後もプレミアムエコノミーを設置した機体の中では最後まで残りました。2021年7月に貨物便としての運航を最後に運用を終了し、翌2021年8月に退役しました。なお、現在5機が残る国際線仕様の772はすべて国内線に転用されています。

 

ジェットスター・ジャパン A320-200(JA11JJ)

2013.8.3 関西国際空港

 

Jet★からも機材整理に伴う退役機が引き続き出ており、この「JA11JJ」は、2013年4月に導入されましたが、コロナ禍による需要減退に伴い、2021年7月に退役(登録抹消)となりました。なお、退役翌月の同年8月にオーストラリアの本家Jet★で再登録され、現在は機体番号「VH-YXV」となっています。

 

ジェットスター・ジャパン A320-200(JA17JJ)

2020.1.2 関西国際空港

 

「JA17JJ」は、「JA11JJ」の登場から約5か月後の2013年9月に導入されました。この機体は2019年から2020年にかけて、スマートフォン向けゲームアプリ「にゃんこ大戦争」とコラボした特別塗装機「にゃんこジェット」として運航されました。この機体もコロナ禍による需要減退に伴い、2021年7月に退役(登録抹消)となりました。なお、退役直後にオーストラリアの本家Jet★で再登録され、現在は機体番号「VH-YXS」となっています。ちなみに、ジェットスター・ジャパンから本家に移籍した機体については、現時点では全機ストアされているようです。