子どもの頃、

天才バカボンに出てくる

レレレのおじさんが大好きでした。

 

その大好きって氣持ちは

いつしか『憧れ』に変わり

 

『そうなりたい』って

思うようになりました。

 

ほうきで履きながら、

通りすがりの人に

 

「お出かけですか」

 

って話しかける姿は

 

なんとも充実した

なんとも充足した時間に

 

4歳くらいの”じゅんちゃん”は

感じていたのです。

 

でも、当時保育園の何かの時間で、

「将来の夢はなんですか?」

って聞かれたときに

 

「レレレのおじさんです」

って答える事は出来ませんでした。

 

多分、4歳くらいのじゅんちゃんは

「ふざけてないでちゃんと答えなさい」

って怒られることを

もう知ってしまっていたんですね。

 

 

「これが私のやりたいことです」

 

って、

胸を張って言えるものは

 

人から

社会から

親から

 

認められるものであるべき

って思い込んでいました。

 

ほんとうは、

 

ほんとうに自分が心の奥底から

望んでいるものだったら

誰の許可なくても

 

というか、

 

胸なんか張らなくてよくて

「そうだな」

って思えるものなんだと思います。

 

今、箒で履いている時間は

とても楽しく充足た時間です。

 

いくつになっても

叶えたいって心から願ったことは

叶えることができるんだと思います。

 

聴庵(ゆるしあん)

西村純子