おとめ座

 

12星座と香りが導いてくれるメッセージから、自分の氣持ちを思い描くことで、過去に閉じ込めてしまった自分の癒しにつながると感じました。今日はその話です。

 

お守り精油

一般的に言われる〇〇座とは、占星学的には太陽星座といいます。

太陽星座とは、「自分が生まれた瞬間に太陽がどの星座にあったのか」ということです。

私は1977年9月20日午後11時18分生まれの乙女座です。つまり、私が生まれた瞬間、太陽は乙女座の方向にあったということです。

ニールズヤード12星座のアロマレシピでは、太陽星座に合わせ”お守り精油”について紹介していました。

太陽星座に対応する香り

・牡羊座…ブラックペッパー
・牡牛座…イランイラン
・双子座…ペパーミント
・蟹座…クラリセージ
・獅子座…オレンジ
・乙女座…ラベンダー
・天秤座…ゼラニウム
・蠍座…パチュリー
・射手座…ジュニパー
・山羊座…サイプレス
・水瓶座…ユーカリ
・魚座…プチグレン
ニールズヤード12星座のアロマレシピより引用

乙女座とラベンダー

乙女座の対応する香りはラベンダーです。私は乙女座ですが、アロマテラピーに初めて触れた20年前から、特別な存在ではありませんでした。

「いい香り!」ということはなく、可もなく不可もない香りと思っています。

「好きな精油5本選んで」と、言われても、そこにはノミネートされないような香りです。

ただ、

お肌によし、価格よし、ブレンドしたら全体を繋げてくれるし、なくてはならない頼れる精油だとは思っています。

でも、精油箱に入っているのは当たり前だとも思っています。

ここから読み取れることは、

「宇宙から授かった香り(自分)を、可もなく不可もない扱いをし、なくてはならない精油(自分)と思っているのに、存在に対する感謝が足りないよ」

なんてことがあります。

また、

「頼れる精油(自分)と思っているのであれば、自分が元氣でいることにもっと感謝をして、称えてあげたら?」

って、ラベンダーが香りを通じてメッセージを送ってくれている、なーんてふうにも考えられます。

 

うお座

対向星座の香りプチグレン

初めて精油と星座の関係を知ったとき、

「自分の星座である乙女座ラベンダーをいい香りって感じないのかー。精油と星座って、そんなに参考にならないのかなー。」

と、ちょっとガッカリしました。

でも、ここからが大きく頷いたところでした。180度反対の星座と精油の関連性です。

乙女座の対向星座はうお座で、そのお守り精油がプチグレンだったのです。

私は20年前から、このプチグレンの香りがどうにもこうにもたまらなく大好きでした。

 

プチグレン
学名:Citrus aurantium。
科名:ミカン科。
抽出部位:葉、枝。

 

香りは青っぽく、ネロリが少しウッディになった感じです。好みのわかれる香りだと思います。

プチグレンは、乙女座のエネルギーが過剰になったときに香るとバランスをとってくれるそうなんです。

つまり、昔の私は常にオーバーヒート気味だったってことですね。笑

また、プチグレンには自分らしさを取り戻すというメッセージがあります。

当時の私を振り返ると、本来の自分とはかけはなれた理想を掲げ、私じゃない誰かになろうと必死でした。

プチグレンは、

「ムリしなくていいよ~。あなたはそのままで充分輝いているよ~。」

と、語りかけてくれていたのかな。

私は、プチグレンが届けてくれる温かいメッセージを感じたくて、いつも香りを欲していたのかな、なんて振り返りました。

そして、これからもプチグレンの香りを欲するときは、少し立ち止まってみよう、そう思いました。

 

しし座

自分の奥底に眠る自分に触れる

こうして、精油と星座と自分を合わせて回想してみると、

「あの頃は窮屈な思いをしながらよくやっていた。

折れたり凹んだりしながらも、40代になれた。私、偉いなぁ…」

と、当時と今を行ったりきたりしていました。

涙が頬をつたっていることにも気が付かずに。

 

私は「やりたいこと」より「やらなければならないこと」へ意識が向きがちで、その自分に窮屈さを感じながらも、止められない時期が長くありました。

その頃の痛みを消すことはできません。

その辛い過去も過ぎ去ってみると、大切な経験と「今は」思うことができていますし、今の自分があるのは、過去の自分の積み重ねた努力なので、人生とは必要なときに必要なことが起きる~と思えています。

 

てんびん座

ゼラニウム・天秤座・冥王星

現在の私はどうかというと、ゼラニウムは、いつどんなときも好きな香りです。

ここから紐解いてみると、私の誕生日は、9月20日なので乙女座も終わりの時期です。

実は天秤座のよさも会得しようとしているのか・・・。

はたまた、ネイタルチャートでは、冥王星が天秤座にあるので、潜在意識のさらに奥にある、超意識に関わってくる直感や霊能力を求めているのか・・・

あるいは、ゼラニウムの支配星は金星なので、美しさや華やかさが必要とされているのか。

 

上記3つを総合すると

「あれこれ自分に求めすぎだよ。あなたはあなたのままでいいよ。」

なんていうメッセージを、ゼラニウムの香りからは受け取ることもできます。

 

ふたご座

 

あとがき

ラベンダー・プチグレン・ゼラニウム、3つの精油と私の話をしてきましたが、私は、いつでも全力でいたかったと感じます。

「ゆっくりでもいいんだよ」と自分に言ってみても、性分なのでしょう。

わかったところで抑えることはなかなか至難の業。

なので、エネルギーの使い方・配分を覚えていく。それが私の課題であると、星と香りが教えてくれていたように思います。

今日は、精油と星座から過去の自分を癒すお話でしたが、「月星座」にも癒す方法が描かれていると感じています。

 

星舟庵 西村純子