麗しの都

    人類の聖地

   エルサレム


  登ってきました。



  イスラエルの荒野に立つと

 生まれてくる前に

神さまとしてきた約束を思い出す


  そんな気がして





予定通りに進まなかったこの旅

導かれるようにして始まったのも
目に見えない巨きな力の働きを感じてならないのです。

 旅の仲間たちは、もはや家族のようです。

自分を取り巻く人間模様が、
マンダラのように移りゆき、
いま改めて人生の新しい局面を迎えているのだなぁと思わされています。


一滴の雫のような、
一つ一つのご縁が、
いつしか川の流れとなり、
大海と繋がってゆくのを体感させてもらっています。


ところで、
30年以上前のことですが、
我が師、糸川英夫博士がある朝、
自宅の茶の間で私に質問しました。

「あなたね、成功者ってどんな人だと思う?」

30代前半だった私は、

「自分の目標を達成して、豊かになる人」

というような事を答えたのです。


すると、先生は

「まったくダメね。
人生の成功者とは、
ご縁を大切にできる人よ」

と、言った後に

「一つ覚えておきなさい。
いま、自分にとって大切な人があったら、
その出会いは誰のおかげなのか、
一つ前のご縁を決して忘れないように生きていく、
それを、先縁尊重と私は呼んでいます」

と、言ってくださいました。


目の前の相手に感謝するのはもちろんですが、
その人と出会いのきっかけとなった人を忘れない。


ともすると、
先縁を飛び越えて、
盛り上がることがあります。

でも、
そんなときにこそ
「先縁尊重」を忘れないでいたいものです。


おかげさま

その言葉が胸の中で響いて、無数の人々のことが思い出されて、ほぼ一睡もせずに朝を迎えているのです。


生きていることの懐かしさに、
胸がいっぱいになっています。


さあ、今日はエルサレム。

 我が主、イエスキリストと一緒に歩く。

  誰もいないゴルゴダの丘への道。


今日という一日が素晴らしいものとなりますように、
情熱を燃やして参ります。