【ペテロの変容、その1  イエスとの出逢い】#053

荒野での40日の断食を終えて
ついにイエスさまの
伝道の旅が始まります。
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ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」などで
ご覧になったことがあると思いますが
イエスさまには12人の弟子がいました。
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その弟子たちのリーダーが
ペテロという人でした。
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ローマカトリック教会では
ペテロが初代教皇とされています。
(ユダヤ人の教皇はペテロだけです)
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イエスと出逢い、
イエスに従い、
イエスと暮らし、
イエスと旅し、
イエスと伝道したペテロ。
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彼の成長と変容こそ、聖書の希望だと
赤塚さんは言います。
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今日からは
そんなペテロの変容の様子を通じて
イエスさまの伝道を
辿ってみたいと思います。
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ペテロの目線、考え方、行動
そして、イエスさまの言葉によって
それらが変化していく様子には
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「あっ!それって今のわたしのことかも!」と
ハッとするところが
本当に多いのですよね。
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それでは
『ユダヤに学ぶ変容の法則』から
引用していきますね。
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今回はほとんどが
聖書の言葉になりますが
情景を想像しながら
読んでみてくださいね。
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(引用ここから)
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ガリラヤ湖畔に
カペナウムというところがあり、
そこにシナゴーグがありました。
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シナゴーグとはユダヤ教の会堂であり、
安息日にはトーラー(聖書)を読み、
祈りを捧げる聖なる場です。
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ペテロは、
シナゴーグの前に家を持つ漁師で、
妻とその母、
そして兄アンデレと一緒に住んでおり、
イエスはその家に
しばしば滞在していました。
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イエスは、
シモン(浮き草)と呼ばれていた弟子を
ペテロ(岩)と名づけ、
格別に愛しました。
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そんなペテロと
イエス・キリストとの出逢いの場面を、
聖書はこう書いています。
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「さて、群衆が
 神の言葉を聞こうとして
 押し寄せてきたとき、
 イエスはゲネサレ湖畔に立っておられたが、
 そこに2艘の子船が
 寄せてあるのをごらんになった。
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 漁師たちは舟からおりて網を洗っていた。
 その一艘はシモンの舟であったが、
 イエスはそれに乗り込み、
 シモンに頼んで岸から群衆にお教えになった。
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 話がすむとシモンに、
 「沖へこぎ出し、網をおろして
 漁をしてみなさい」と言われた。
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 シモンは答えて言った。
 「先生、私たちは夜通し働きましたが、
 何も取れませんでした。
 しかし、お言葉ですから
 網をおろしてみましょう」。
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 そして、そのとおりにしたところ、
 おびただしい魚の群れがはいって
 網が破れそうになった。
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 そこでもう一艘の舟にいた仲間に
 加勢にくるように合図をしたので、
 彼らが来て魚を両方の舟いっぱいに入れた。
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 そのために舟が沈みそうになった。
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 これを見てシモン・ペテロは、
 イエスのひざ元にひれ伏して言った。
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 「主よ、わたしから離れてください。
 わたしは罪深いものです」。
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 彼も一緒にいた者たちもみな、
 取れた魚がおびただしいのに驚いた。
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 するとイエスがシモンに言われた。
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 「おそれることはない。
 今からあなたは人間をとる漁師になるのだ」。
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 そこで彼らは舟を陸に引き上げ、
 いっさいを捨ててイエスに従った。」
(ルカによる福音書5-1~11)
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(引用ここまで)
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以前にも書きましたが
カペナウム、実際に訪れますから
どうぞお楽しみになさってください。
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そして、この物語の
ガイド赤塚による読み解きは明日
そちらも
どうぞお楽しみになさってくださいね。
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今日もお読みくださって
心よりありがとうございます。
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これを読んでくださるあなたが
ただの観光とはまったく違う
遥かなるイスラエルの旅を
ご一緒くださいますように
魂の底から祈っています。