一滴の雫のような、
一つ一つのご縁が、
いつしか川の流れとなり、
大海と繋がってゆきます。

 この世に生かされて62年

ご縁の海をしあわせに泳いでいます。


いまから
30年近く前のことですが、
我が師、糸川英夫博士がある朝、
自宅の茶の間で私に質問しました。

あなたね、

成功者ってどんな人だと思う?

30代前半だった私は、
「自分の目標を達成して、豊かになる人」
というような事を答えたのです。


すると、先生は

「まったくダメね。
人生の成功者とは、
ご縁を大切にできる人よ」

と、言われたのです。

 そして、

一つ覚えておきなさい。
いま、自分にとって大切な人があったら、その出会いは誰のおかげなのか、
一つ前のご縁を決して忘れないように生きていくこと。
それを、先縁尊重と呼ぶのですよ

と、言われました。


目の前の相手に感謝するのはもちろんですが、
その人と出会いのきっかけとなった人を忘れない。


ともすると、
先縁を飛び越えて、
盛り上がることがあります。

でも、
そんなときにこそ
「先縁尊重」を忘れないでいたいものです。


おかげさま


その言葉が胸の中で響いて、無数の人々のことが思い出されて、心が熱くなります。

生きていることの懐かしさに、
胸がいっぱいになります。


 出会いと別れを繰り返しながら、

 私たちは、人生という旅を続けてゆきます。


出会いは奇跡

 そして、別れは学び


今日は、東京聖書漫談塾

ゲスト講師に出路雅明

  きっと、魂震えるひとときとなることでしょう。