「月刊 ザ・フナイ」7月号が届きました。


 私の連載も44回


 月刊誌に連載を持っていることに

   誇りを感じています。


 この本のすごさは、 

 どんな意見もすべて公平に取り上げること。


 スポンサーや発行者の意図で

 コントロールが入ることがありません。



 

 


 定期購読して欲しいわーーー!


7月号の編集後記をご紹介します。




 (引用ここから)



編集後記


今は昔の女子高校生時代、

アメリカへ1年留学させていただいたことが

あります。


アメリカの公立高校は

個々の学力の差が大きく、

13歳にして高校2年生の生徒もいれば、

18歳で「アメリカと日本が戦争したことあるって本当」と聞いてくる生徒もいました。


時折教師や成績の良い生徒に学校で習っていない日本の歴史を尋ねられると、

その時は言葉がわからないふりでごまかし、

図書館やPCや手持ちの本で慌てて調べ、

次に会った時に最初から知っていた顔で伝えると言う、小狡い手段で乗り切っていたのを思い出します。


不真面目な小中学生だったとは言え、

なぜこれほどまでに

自国のことを知らないのか、

決定的な不信を抱いたのはその頃でした。


小学校の頃、

なぜ音楽の教科書に載っている他の曲はすべて授業で学ぶのに、

ただ一曲「君が代」だけはやらないのか不思議に思い教師に聞くと「その歌は教えちゃいけないの」とめんどくさそうに言われたこと、


中学校の歴史の教師にハル・ノートについて尋ねたら「なんだそれは」と言われて愕然としたこと、


日本を蔑む発言をした高校の教師に「私は日本が好きだ」と楯突いたら右翼とののしられ成績を下げられたこと、


選挙に関心のない大学の友人たち… .



思い返せばおかしなことばかりです。


宮崎先生の話を伺っていて、過去の私が騒ぎ出すのを感じました。

神話が事実である必要はなく、そこに流れる魂を学ぶもの。


歴史と誇りを奪われた日本ですが、最後の砦だけは決して失ってはいけないと改めて思わされました。

           


 赤塚万穂

   (引用ここまで)





 9.11 のあと、

一人娘を米国に留学させるのは親としての決心も迫られたことを思い出します。


でも、

兄弟がどれだけいようと、

所詮みんなひとりぼっち。


 一人っ子だろうが、

 なんだろうが、

 魅力的に生きて、

 友だちに恵まれて、

 豊かに生き抜いて欲しい。


それが父の祈り。



 生きていく手助けをするより、

 生きる力をつけるのを寄り添って見守る、

 そう決めて

 送り出した娘の留学でした。



一年の米国留学から帰国した娘に

 「お父さん、日本のことを教えて!」

と、聞かれなければ、

私は今もなお工務店のおやぢだったことでしょう。


 そこからのいきさつは本に書きました。



 還暦過ぎたベストセラー作家、

 人生が変わる聖書漫談師、

 すべて娘のおかげさまです。



ザ・フナイの編集長

   赤塚万穂ばんざーーい


 なにがあっても

 いつでもだいすきでーす!!