我が人生の師
  糸川英夫は、独創の人でした。


 「前例がないから
    やってみよう」

それが人生のテーマでした。


  隼戦闘機の設計

  脳波測定器

  ペンシルロケット

  組織工学研究所

  種族工学

  そして、
  日本テクニオン協会


僕のことを天才と呼ぶ人があるけど、
  僕は天才じゃない。
 僕は、努力してるんだ。
 でも、
 努力が見えない人を天才と呼ぶなら、
 そうなのかもしれませんね」


糸川先生は、ポツリと言われた。




 

 

 糸川先生が、こんな話をしてくださったことがあります。

 

「宇宙を無数の星が正確な軌道を描いて動いているでしょ。

自分勝手な動きをしたら、ぶつかって壊れてしまうのにどの星も完璧な動きよね。

これは、宇宙には偶然が入り込む余地などないということ。

目には見えないけど、大きな力が働いていると考えられるわね」

 

 科学者であった糸川博士は、「神」という言葉は使われませんでした。

「見えない力」と言われました。


宇宙を支配する見えない力を発見したいと願っていた糸川博士でした。

 

 星の運行に法則があると発見したのが、ケプラーという人だそうです。


私たちが住む、この地球にも宇宙の掟が当然働いています。


一輪の花が咲くのも、

一匹の蝶がそこに止まるのも、

蜜を吸うのも、

蜘蛛が近づいてゆく速度もすべて偶然ではありません。

花や蝶でさえそうなのですから、

ましてや人と人との出逢いが偶然なはずがありません。

 

 昨日出会ったあの人も、長く付き合ってるあの人も、たまたま出会ったわけではありません。


「因果」

「カルマ」

「ご縁」


さまざまな言葉で表現されますが、すべて必然、

「つながっている」というのが事実です。

 

 もしも、今、自分にとって苦しいと思える現実があるのなら、

それは自分が創りだしたもの。

だから、自分が変えることができる。


 何故なら、

人は自ら「よい原因」を創ることができる創造主でもあるからです。

 

喜びの現実を創っていこうよ。

 福の種をまこう。

幸せの種を。

 

 まずは、過去のすべてに感謝!