9月9日(月)朝
 
今日は
だいぶ厳しい
 
という電話を受け
パパちゃんと二人で
見に行きましたが
 
前日と
さほど違わない
様子に見えました
 
 
 
朝のうちは
穏やかに呼吸
していたばあちゃん
でしたが
 
昼過ぎに
呼吸が
速くなったり
ゆっくりになったり
し始めました
 
チェーン
ストークス呼吸が
始まったようなので
息子に知らせました
 
息子は、
その直後の
国試対策セミナーの
枕に
チェーン
ストークス呼吸を
使ったそうです
 
4年生が対象の
セミナーです
 
これを
知らんかったら
国家試験合格は
おぼつかない
 
たしかに
そりゃそうだ
 
一旦家に帰り
昼食を摂った後
再び老健に行って
またも
詰めていましたが
 
特に変化が
なかったので
 
これは
長丁場になるな
 
じゃあ
今夜は泊まろうか
 
と思い
準備しに帰りました
 
17時ごろ
弁当買って帰り
お風呂入って
弁当食べて
さあ行こか
っと思ったら
 
18時40分
老健から電話あり
 
「行ってみたら
呼吸が
止まってた」
 
との
報告がありました
 
飛んで行って
当直の医師が来るのを
待ちました
 
なので、一応
死に目に会った
形にだけは
なったのですが
 
実際には
ばあちゃんは
一人で静かに
旅立ったのでした
 
親不孝娘は
結局
死に目には
会えない
 
まあ
そんなモンでしょう
 
 
 
 
 
でもね
ばあちゃんの
スケジュール管理は
完璧でしたよ
 
息子の
4年生対象の
国試対策セミナーは
月曜日と金曜日でした
 
これは誰にも代役を
頼むことができない
重要なお仕事です
 
木曜日の試験監督は
他の先生に
代わってもらえました
 
月曜日のセミナーが
終わってから
訃報を受けて
火曜日がお通夜
水曜日が葬儀
木曜日は一日お休みして
金曜日にはまた
セミナーをしました
 
往復は新幹線で
 
全部クリア
できました
 
 
 
私たちに至っては
 
日曜日から木曜日まで
4泊5日で
中央アルプスの
木曽駒ヶ岳へ
登る予定だったので
 
それを
キャンセルしたら
スケジュールに
ポッカリ
空白ができて
いたのです
 
そこへスッポリ
全ての行事が
嵌め込まれました
 
従姉の夫も
その週は
月曜日と金曜日が
仕事だったので
そこもクリア
 
 
 
葬儀屋さんが
老健にお迎えに
来られた時
 
私は
お泊まりセットを
持っていて
歯を磨いたら
寝られる状態です
 
そのまま仮通夜
 
なんだろう
 
これって
準備が整いすぎ
では?
 
って思うほど
でした
 
それでも
喪服までは
用意して
いなかったので
一旦帰って
それは
荷造りしました
けれどね
 
 
 
 
通夜の前に
父が病院から来て
最後の対面も
しました
 
夫の兄夫婦は
通夜から
夫の弟夫婦も
葬儀に参列
 
兄夫婦と弟夫婦に
骨まで拾って
もらいました
 
 
 
 
兄姉が
9人もいた
母の親戚は多く
甥姪が
多数参列してくれて
にぎやかな
お葬式に
なりました
 
特に活躍して
私の我儘を
いっぱい
きいてくれたのは
父の姉の娘の夫
でした
 
父の姉は故人で
その娘は寝たきり
なので
動ける人は
この人だけです
 
老健に
駆けつけ
一緒にホールまで
行ってくれて
 
父を病院から
送り迎えしてくれて
 
雑用を
一手に引き受けて
 
斎場では
財布を持ってない
私たちに
お金まで
貸してくれました
 
(みんなに
お茶を買いたかったが
私もパパちゃんも
財布はホールの
ロッカーの中で
一文無しだった)
 
 
 
実はウチの親戚で
同じ県に住んでいるのは
この人だけなのです
 
みんな
広島 大阪
兵庫 愛知
神奈川 埼玉
そこそこ遠いところ
ばかりですが、
よくまあ
これだけ集まったなと
思いました
 
 
さて
私の十八番
 
御会葬御礼
挨拶
 
ですが
 
実は母の生前には
まったく
何も思い浮かばず
 
悪口ばかり
並べるわけにも
行かないし
 
どうしたものか
と思い思い
 
もう葬儀屋さんの
テンプレ通りで
いいかな?
とまで
思ったのですが
 
なんとか思い直し
お通夜の日の深夜に
抜け出し、急遽
家で作りました
 
作りながら聞かせると
息子が茶々を
入れてきて
合作となりました
 
親戚一同
いいスピーチだったと
褒めてくれました
 
従姉からは
私の時も
やってくれという
リクエストも・・・・
 
いや
息子にやってもらえ
と断りましたけども
 
 
 
お花も
いっぱいあったので
棺の中はほぼほぼ
花で埋まり
 
お供の
犬のぬいぐるみも
最後は見えなくなり
 
お菓子はいっぱい
プリンも
大好きな巻き寿司も
お茶まで添えて
 
思いつく限りの
好きだったものを
入れてあげました
 
 
 
というわけで
無事に終わった
通夜・葬儀でしたが
 
 
 
翌日からは
PC作業に追われました
 
16人分の
「平安時代人カルタ」
 
これまた
1週間くらい
かかって
ようやく
完成に
漕ぎ着けました
 
9月19日(木)
になっていました
 
もうね
寂しいとか
悲しいとかよりも
 
間に合うんか?
できるんか?
 
という方が
はるかにまさって
 
そのプレッシャーで
押しつぶされそう
だったので
 
あっという間に
気持ちが
切り替えられました
 
 
 
 
ばあちゃんは
私が辛くないように
日と時を選んで
 
完璧に
大往生を遂げました
 
天晴れです
 
 
 
 
 
明日から
エルママさんが
展示物の加工をします
(これはほぼ丸投げ)
 
それができたら
27日に貼り付けて
 
搬入は10月1日です
 
 
 
当分
忙しくて
「光る君へ」の
感想は
遅れます
 
 
 
悪しからず
ご了承ください