心の中に
忘れられない人が
いて
どうしても
消し去ることは
できなかったと
しても
それは全部
承知の上で
それぐるみ
あなたを
貰い受けましょう
とは
なんという
プロポーズ
でしょう
というか
まひろさんにとって
言われて嬉しい
言葉が
てんこ盛り
超豪華
ミルク宇治金時
あ
ミルク宇治金時
っていうのは
隠語で
我が家では
パパちゃん母
のことを
指して言います
パパちゃん母は
子どもの頃の
パパちゃんを
連れて街へ出て
レストランに入ると
その店で
一番豪華な食べ物を
必ず
食べさせてくれた
そうな
喫茶店で
かき氷を
頼むのなら
絶対に
「ミルク宇治金時」
でなかったら
承知しなかったんだ
そうです
いいな
羨ましい
私の母も
そんなお母さん
だったら
よかったのに
と、いつも
思っていました
なので
ウチでは全部載せの
超豪華メニューは
氷だけじゃなく
全てにわたって
「ミルク宇治金時」
と呼ぶのでした
ごめんなさい
話が脱線しました
宣孝さんの役が
佐々木蔵之介
じゃなくて
これが史実に
則しているので
なかったら
NHKに抗議の電話が
殺到するヤツだ
でもまあ
宣孝が越前に来た
という
事実はないそうで
しかし
物詣に行くと
嘘ついて来た
やら
うまく
誤魔化し
ますよね〜
それにしても
いくら
大年増に
なったからって
紫式部は
父親と歳が
同じくらいの
腰結まで務めてくれた
(実際、腰結は
宣孝だったか
どうかわからんが)
オジサンと
結婚しようとか
なんで
思ったのかしら?
というのは
長年の疑問
でしたけれども
なんか急に
達観した様子
なのは
それなりに
老成したからか
さわの死に
無常を感じたのか
ただただ
都に帰りたかった
だけか
まあ
女心は
よく解りませんが
なんと
為時を越前に
置き去りにして
京へ帰って
結婚します
私が知る
平安貴族は
皆
本心を語らず
上辺を繕って
表面からは
何ひとつわからない
というのが
常識だった
はずなのですが
まあそれでは
ドラマに
ならないわけで
みんないろいろ
本心を
語るよなぁ
特に実資とかは
日記には
かなり激烈な言葉で
いろいろ
感情を
表していたけれど
表面的には
もっと柔和で
道長とも
うまくやっていた
はずなので
ちょっと
割引いて見ないとな
とは思っています
ドラマでは
もう
まひろさんは
決心が
ついている様子
そうしたら
余裕ができて
周りがよく見える
ようになって
周明の企みも
透けて見えたような
一方
周明を見る
朱の表情には
それほど
悪どさがなくて
むしろ
優しさが
満ちていて
周明が
思うほどには
彼にとって
悪い環境では
ないのかも
ですが
宋との貿易を
国と国との
正式なものに
したら
宋は
日本国を属国として
見なすだろう
というのは
恐ろしい事実で
これはなんと
是非とも
阻止せねばならない
重大な
局面なんですよね
日本国
地味に危機一髪
【光る君へ】第24回
「忘れえぬ人」回想
親友・さわの死に
人生を見つめ直したまひろ
定子が移った「職曹司」とは?
反発の空気は「小右記」にも
実は
栄花物語では
第二子が誕生して
それが
皇子であったので
大赦が行われる
と、
時系列が
バグってまして
あれまあ
困ったな
と思いながら
読んでいる
のですけれど
早々に但馬から
帰ってきた隆家は
調子がいいったら
ありゃしませんね
確かに
ドラマ上では
隆家が
花山院の
お車を狙って
矢を射たのですが
あれも実際には
矢は
花山院の袖を
射抜いたのでは
なかったかしら?
それを斉信が
大袈裟に
報せてきたから
誤認したように
話が
すり替わって
いて
え?
はんにゃの斉信
ピンチじゃね?
周りは全部敵とか
明子さまも
怖いよぉ
伊周は
赤痘瘡が
流行っているから
今帰ったら
危ないって
有国に止められて
帰ってくるのが
遅れます
有国は
意外といいヤツ
なのか
その辺の見極めも
よくわからない
ところで
なるべく
遅く
帰るようにしろと
道長からの
密命があったものか
何でもかんでも
疑えばキリがない
のではありますが
それにしても
詮子は勝手です
あんな風に
なるくらいなら
最初から
陥れたり
しなきゃいいのに
自作自演してまで
陥れたからこそ
内心の闇に
今度は自分が
苦しめられる
情けない話です
ただ、都に
伊周隆家兄弟が
帰ったからって
中関白家が
再興するか
といっても
それはそれで
難しい
伊周が
改心できるかどうか
自分の立場を
どれだけ冷徹に
見極められるかに
かかっていますが
ほんの一年ほど
太宰府に
いたからって
人間は
そう容易く
変われるものでは
ないので
残念です
私は
一条天皇が
定子さまに
会いたくて
会いたくて
どうにかしようとして
どんどん
成長していくさまを
眩いものを見るように
目を細めて
見入ってしまいました
一条くん
そんなことをしたら
玄宗皇帝って
あだ名を
つけられちゃうよ
定子さまを
傾国の美女
楊貴妃と
呼ばせたいの?
私ね
時々
思うんですよ
あのまま
一条くんが
自分の欲望を抑えて
あのあと一生
定子さまと
会わなかったら
どんな
未来だったの
だろうかと
少なくとも
定子さまは
あんなに早く
亡くなることは
なかったでしょうね
でも
会わない
ってことは
会わせないと
突っぱねて
道長が
強情を張り通した
ってことですよね
多分
それをしたら
一条天皇は
譲位すると言って
ごねただろうな
譲位したからって
東宮はいるんだし
皇統が
途絶えるわけじゃなし
自分が
皇位から降りたって
誰も困るまい
と
考えるでしょう
で
一条くんに
譲位されて
一番困るのは
道長です
未だ自分の娘は
幼なすぎて
天皇にも東宮にも
入内させられない
道長は
今
一条天皇が
譲位したら
三条天皇の
叔父ではあっても
外祖父ではないし
国母が不在で
天皇が成人で
一気に
権力基盤が
弱体化して
しまいます
娍子の父親である
済時は
既に亡くなって
いますが
娍子の兄弟が
のし上がってくる
可能性があるのです
譲位
これが一番
致命的だなぁ
多分
譲位を
言い出す前に
道長はそれを察して
苦々しいとは
思いつつも
会うことを
許したのだろう
けども
職御曹司
(しきのみぞうし)
は
枕草子でも
よく出てきます
ああ
あのシーンは
あの頃のことなのね
と思い出す場面は
いくつもあります
個人的には
ドラマの中で
一条天皇から
お褒めいただいた
清少納言の
感極まった顔が
忘れられません
おそらく
一条くんも
枕草子のファンに
なるでしょうね
二人の幸せが
永遠に
続くといいなぁと
清少納言も
思っていたこと
でしょう
まあ
ある意味
永遠に
歴史に残る
大恋愛では
あった
わけですけれども
生きるって
大変
本当に大変
それは
今の時代も
平安時代も
1ミリも
違わないので
ありました