今回の遠征で監督が子ども達に言い続けていた言葉が印象に残っていて、それをブログに残したいと思います。
それが、「サッカーへリスペクトを持つこと」
サッカーへのリスペクトとは、サッカーへ全力で向き合うこと。自分がピッチに立っている背景にはそこに立てなかった選手も多くいる。ベンチに座っているだけでも、ベンチにすら座れなかった選手がいる。
それなのに全力でやらないと言うのはリスペクトを欠く行為だ。と子ども達に伝えられていた言葉が今でも残っています。
この全力で戦う。コーチも一緒に戦う。という部分で、日本の指導者やコーチはどこか外から子ども達を見ている感じが否めません。
例えば、大会に出てもらう要項には、
レフリーへの講義はお控え下さい。と書いてあり、それを守る指導者が多い印象です。
暴言だったりはよくないと思うんですが、ファールだったりオフサイドだったりを見てみぬふりをするのは一緒に戦ってるとは言えない様な気がします。
そして国際大会の開会式。
大歓声の中入っていきます。
大会が始まるともっと各チームの保護者の方だったりが太鼓やら笛やらで応援するので、ものすごい音です。その中で戦わないといけません。
足先の技術だけでは限界はあって、上手いだけが全てではない世界。
ピッチに立って絶対に勝つんだ。
勝たないといけないんだ!という強い気持ちを持って取り組ないことにはこの大声援の中で正気を保つことで精一杯です。
入場前にも看板や周りのフェンスなどを叩いて、
行くぞ行くぞ!やるぞ!バルセロナ!!
って自分たちのことを鼓舞し続ける外国人選手達に反して日本の選手達は静かに自分たちの番を待つ。
戦術や技術、フィジカルと言った面も大切ですが、それ以前に気持ち的な面で勝たないといけない。なんとしてでも勝つんだ。という想いでピッチに立てているのかと言うのがものすごく大切になってきます。
日本の中では子どもを小さなうちから競争させるのは酷だと言う意見があり、中々小さい頃からの競争というのはありません。
しかし早ければ中学校に上がる時に受験やセレクションに落ちて、子ども達は選別されていきます。
そして社会に出ればそこは完全なる競争社会。
負け方を学ばずに育てば、そこで初めて挫折を知り、立ち直り方を知らない人はどうなるのでしょうか。
勝ち負けをはっきりとさせることは勝ち上がるメンタリティと共に負け方を知り、そこからの立ち直り方を教えてくれる。
失敗したっていいんだって。
そこからまた這い上がればいい。
そう思えるのも1つ大きな強みだと思います。
2人も戦っていた裏で、実は自分にとっても大きな戦いでした。
自己評価的には10点。
ただ、そう何回も失敗が許される世界ではないと言うことは理解しています。
次がラストチャンス。
合格ラインは100点。
なんとしてでも100点取れるように。
今から準備を進めたいと思います。