「夏のむくみ、秋に持ち越さないために」
~水分代謝と体のめぐりをサポートする食と生活 ~
【第3回】むくみをリセット! 中医学に学ぶ腎ケアと減塩レシピ
利水食材について
むくみ対策には「利水(りすい)」と呼ばれる、余分な水分を外へ出す作用のある食材が役立ちます。
- 小豆
- はとむぎ
- とうもろこしのひげ(南蛮毛)
- 冬瓜
- 緑豆春雨
これらは穏やかに尿の出を促し、体の巡りを助けるとされます。中医学の薬膳でよく使われる代表的な食材です。
ただし腎機能が低下している方は、水分調整そのものが難しくなっているため、摂取に注意が必要です。主治医の指導のもと摂り入れてください。
むくみスッキリ減塩 「春雨の味噌炒め」
1人分268kcal 塩分1.7g カリウム250mg
材料(2人分)
- 緑豆春雨(乾):40g(ぬるま湯で戻し、食べやすく切る)
- 鶏ひき肉:100g
- しいたけ:2枚(約40g・みじん切り)
- 生姜:1/5かけ(約3g・みじん切り)
- ごま油:小さじ2
- 水溶き片栗粉:水小さじ2+片栗粉小さじ2
- 小ねぎ:適量
調味料
- 味噌:大さじ1と1/2(約27g/食塩相当量 約3.3g)
- 清酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ2
- 水:200ml
- 山椒 お好みで
作り方
- フライパンにごま油と生姜を熱し、香りが立ったら鶏ひき肉としいたけを炒める。
- 肉の色が変わったら春雨を加え、調味料を入れて軽く煮る。
- 水溶き片栗粉でとろみをつけ、1分ほど中火で煮て味をなじませる。
- 器に盛り、小ねぎを散らす。お好みで山椒をかける。
減塩と栄養のポイント
塩分量は1人あたり約1.7g。市販の素を使った麻婆春雨(1人分2.5〜3.5g)に比べて、半分近くに減塩できます。
料理酒ではなく清酒を使用。料理酒は大さじ1で約0.33gの塩分を含むため、清酒を使うことで減塩効果が高まります。


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