グレース・オブ・ゴッド 告発の時 | 美容外科医 佐々木直美Blog

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聖心美容クリニック 横浜院の院長とスタッフのブログ

横浜院院長の佐々木です。

 

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』を観ました。

 

 

 『スポットライト 世紀のスクープ』のスクープにもなっていた、カトリック司祭による児童

性虐待事件のフランス版。今作では被害者たち自身が成人し、時効を迎えてなお

“被害者の会”として結束していく過程をたどる。

 一部地域のことでなく、こんなにも各地で長年にわたり児童に対する性虐待が続いていた

ことにショックを受けるのに加え、教会は当該聖職者の異動程度(数年もすれば子どもに対応する職務にあっさり戻る)でお茶を濁してきたという衝撃の事実。

 これが権威ある大組織の問題というものなのでしょうか。

 加害聖職者は、一貫して虐待行為をしたことを否定しない!罪深い病をもった自らも

苦しんでいるとだけ終始言い続け、組織としてはそれを容認したかのような処分で済ませて

しまい、被害者の数が累々と増えていくという地獄が続くのです。

 児童に対する虐待は、訴えるまでに時間が経過してしまう、長大な時間にわたり深い傷を

残すといった問題をあらためて認識させられるとともに、苦しみながらも被害者同士が手を

取り合って運動していくことの重要さを思い知らされました。

 

 フランソワ・オゾン監督が、こんなに直球の社会派作品を発表したことに驚きました。

 最近は小品サスペンスを手堅くつくる人、というイメージだったので。

 

 「なぜ、それが無罪なのか!?」という、性犯罪被害者が救われにくい社会の現状を学べる

本を読んだところでもあり、

子をもつ親としては、これは考えていかなければならん問題だと思わせられました。

 

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』は7/17公開です。

 

 

 

 
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