深夜特急に憧れて。6 〜親友の告白〜 | 中辻 隆徳のブログ

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上海2日目。

船旅で出会った仲間と、お互いの旅の健闘をたたえあい、それぞれが

思いを馳せる地へと向かって行った。

私と親友はまだ上海にいた。

しばらくして、シルクロードへ向けて一緒に上海を発つはずの親友から

衝撃の告白が!

「ナカちゃん(当時の私のあだ名)、俺やっぱり、インドの方に

行きたなったわ~!」

彼は船旅の間にインド旅行の魅力にとりつかれていたのである!

何とも思いきりのよい彼らしい発言。そこがまた魅力的な男であった。

当初の計画では我々は西安まで空路で、西安から鉄道でウルムチに向かう

予定であった。3週間でシルクロードの奥まで行くには途中で1回空路を

はさむ必要があった。というか、その方法しか思いつかなかった。

私の幼馴染みの伯父さんが小さな貿易会社を営んでいて、

上海に出張所があるので、そこで格安の航空チケットを手配してくれる

算段となっていた。

計画を変更し、西安行きのチケット2枚頼むところを、1枚は西安行きのまま、

もう1枚は桂林行きに変更してもらおうということになった。

親友は桂林を経由して東南アジアのいずれかの国をさらに経由してインドに

入国する計画を立てた。

事務所は、ホテルオークラ上海(上海花園飯店)にあったように思う。

幼馴染みの伯父は不在であったが、現地の社員の方が如才ない人で

航空券をすぐに手配してくれた。

調子に乗って、図々しくも今日の宿が決まっていないと伝えると、

取引先の会社に社員が仮眠できる部屋があるので、紹介してくれる

とのこと。

(やった!渡りに船だ)

「ただし、日本語は全く通じないけどね笑」

(不定期に続きます)



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