『FTM(性同一性障害)』 小切開でお胸を平らに  | 聖心美容クリニック 牧野陽二郎 Blog

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美容外科医/形成外科医/認定専門医/認定指導医
(旧)大学病院形成外科診療部長(施設長)  専門分野である目元・鼻・フェイスリフト・豊胸・脂肪吸引・PRPなどを中心に詳しく解説していきます。 東京・福岡で診察・手術を行なっております。

今日は豊胸術ではなく、

胸を平らにする『FTM(性同一性障害)手術の紹介をさせていただきます。

 

 

患者様は20代女性です。

お写真の掲載にご承諾いただきましてありがとうございます✨

 


"お胸をなくしたい" がご希望でした。


まだお若く、お胸の大半が乳腺組織で構成されているので、

『乳腺切除』+『脂肪吸引』を行いました。

 

 

術前/術後2週間

お写真は「インスタグラム(makino_seishin)」でも掲載しております。
よろしければご参照ください。

 

 

"乳輪の縁に沿った半周の切開のみ"で、乳腺組織を一塊として摘出していますキラキラ

 

さらに、乳腺周囲の脂肪を脂肪吸引で整えることで綺麗なお胸(平ら)にしていますキラキラキラキラ

 

 

まだ、術後2週間ですのでお写真の様に余剰皮膚によるシワがありますが、時間の経過とともに馴染んできますOK

 

この患者様のように、お若い時に手術をお受けいただくことで、皮膚切除を行わなくても乳房のタルミが出ることはありません。

右矢印乳房のタルミに対する皮膚切除は必要ありません拍手

 

 

手術直後のお傷

この範囲のみの小切開で乳腺切除が可能です。

 

 

・乳房切除(FTM:性同一性障害)について

手術の概要

【乳腺切除】
乳輪縁の予定切開線に鋭針で局所麻酔を注射する。その後、乳輪縁切開より、乳腺組織を摘出する。場合によって、吸引もしくは開放ドレーンを留置し、閉創を行なう。術後、血腫予防のため、胸帯による圧迫を行なう。

【脂肪吸引】
ベイザー波で乳腺下の脂肪組織を分解し、血管や神経等に最小限の侵襲で吸引。乳腺組織の切除後再び脂肪吸引で段差を修正。吸引ドレーンを皮下に挿入し創部を縫合する。術後胸帯で圧迫固定する。
 

リスクや副作用

【乳腺切除】
術後の浮腫、腫脹、発赤、熱感、皮下出血、血腫、疼痛、感染。瘢痕、肥厚性瘢痕、醜状瘢痕、瘢痕の開大。乳頭の血行障害、部分壊死、壊死。知覚障害。乳輪乳頭部の陥没、凹凸。

【脂肪吸引】
術後の浮腫、皮下出血、血腫、腫脹、感染、疼痛。乳頭の血行障害、乳頭の壊死、部分壊死。色素沈着。瘢痕、肥厚性瘢痕。乳腺組織の残存、凹凸。

手術費用

乳房切除(性同一性障害:FTM) 925,000円

術前血液検査代、静脈麻酔代含む

 

 

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