☆『小鼻縮小術』 最適な術式の選択 | 聖心美容クリニック 牧野陽二郎 Blog

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美容外科医/形成外科医/認定専門医/認定指導医
(旧)大学病院形成外科診療部長(施設長)  専門分野である目元・鼻・フェイスリフト・豊胸・脂肪吸引・PRPなどを中心に詳しく解説していきます。 東京・福岡で診察・手術を行なっております。

小鼻が張り出していると、鼻の穴が大きく見えて男性的な印象となります。

東洋人の理想の鼻翼幅は、35mm+α程度です。

 
この小鼻の張り出しを改善する手術が
『小鼻縮小術』です。
 
小鼻縮小術と一言に言っても、小鼻の張り出し方によって、術式が異なります。

 

 

今日はこの『小鼻縮小術』の術式について説明させていただきます。

 

 

小鼻縮小術の術式は、大きく分けて

 

1. 内側法

2. 外側法

 

の2つに分かれます↓

 

術式の違いによって様々な名称がついていますが、大きな分類はこの2つです。

 

 

 

『小鼻縮小術:内側法』絵の右側

鼻孔底を切除し、鼻翼を引き寄せて鼻翼幅を修正します。

 

適応

"鼻孔底幅(鼻翼の付け根の幅)が広い方"

 

手術方法

鼻孔底の皮膚・軟部組織を切除します。

その際に、全切除せず皮弁(flap)を作成し、左右の皮弁を皮下トンネル内で縫合することで、術後の後戻りや傷跡を最小限にしています。

 

鼻翼の形態や、上口唇(鼻と唇の間)の距離などで、鼻翼を移動させる方向(鼻腔底の切除デザイン)を変えるため、皮弁作成をしないこともあります。


また、小鼻を縮小することで鼻尖部が丸く見えてしまう方もいらっしゃるので、鼻翼幅と鼻尖幅のバランスを調整しながら手術することが大切です。

 

 

『小鼻縮小術:外側法』絵の左側

鼻翼の外側基部を切除し、小鼻を下げて鼻翼幅を修正します。

 

適応

"鼻翼の膨らみが張り出している方"

 

手術方法

鼻翼の立ち上がりにベースの切開線をデザインし、三日月型に平均幅3〜6mm(多い方ですとさらに)x長さ10〜12mm程度で皮膚・軟部組織を切断します。

鼻翼の状態に応じて切除量を調整しています。

 

しかし、切除量が多すぎると、鼻翼の形が直線的になり、鼻翼に必要な柔らかい丸みが失われてしまうので、バランスを調整しながら手術することが大切です。


 

それぞれの適応のシェーマです下差し


内側法と外側法を組み合わせて行うこともあります。
 

 

 

最後に実際の症例の紹介です。

術前

 

術後(1ヶ月)

 

 

術前

   

術後(7ヶ月)

 

 


・小鼻縮小術について

【リスク・副作用・合併症】
術後の痛み、腫れ、内出血(大まかなものは1週間で落ち着く)、感染、後戻り、傷痕、鼻孔の左右差、プロテーゼのずれ、露出、効果の個人差など

【料金】
小鼻縮小術   30万円(税別) 

術式によって料金が変わることはありませんのでご安心ください。

 

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