乳頭(乳首)についてお悩みの方は多いです。
乳頭が大きい方、小さい方、凹んでいる方などお悩みの原因は様々です。
今回は凹んでいる乳頭に治療法についての紹介です。
乳頭が乳房の方に凹んでしまっている状態を陥没乳頭(陥没乳首)といいます。
陥没乳頭は乳管の長さが未発達の為に短いことや、組織が乳頭の内側に向けて癒着していることで生じます。
女性の場合は授乳障害や乳腺炎の原因となる可能性があります。
また、女性・男性ともに美容面でコンプレックスとなっている方も多いです。
徒手整復で容易に整復でくるような軽度な陥没乳頭は持続吸引などで引き上げるという方法もありますが、中等度から重度な陥没乳頭では吸引は痛いだけで効果がなく、手術が必要になります。
陥没乳頭の程度はお一人ひとりで差があり、程度によって手術の方法や難易度も異なってきますので、術前の診察や術式の選択が重要です。
重度な方にも有効な陥没乳頭修正術『皮弁法』について紹介します。
【陥没乳頭修正術;皮弁法】
a) 乳管を傷つけないように乳頭を切開し乳頭を2つに分離します。
b) 陥没の原因になっている短縮拘縮した組織を周囲の組織から剥離し、一部切離して乳頭を伸展します。
対立する2枚の三角弁を乳頭基部に作成します。
c) 三角弁を脱上皮し真皮弁として、この2枚の真皮弁を引き寄せて縫合します。
d) その上に分離した乳頭をのせる形で縫合します。
e) 治療後は再陥没を予防し、乳頭が突出した状態で癒着させるために器具で固定します。
a) デザイン
b)乳頭を分離・三角弁の作成
実際の手術症例です。
手術前
術後1週間
綺麗に修正されていますね。
きちんとして手術を行うことできちんと修正されます。
傷跡が乳頭の中心についていますが、時間とともに目立たなくなります。
陥没乳頭修正術;皮弁法
【術式の概要】
乳頭に切開を加え2つに分離し拘縮を解除、乳頭基部に作成した皮弁を縫合。
乳頭を縫合し装具で保護。
【リスク・副作用】
術後の腫れ、痛み、内出血、瘢痕、左右差、後戻り。
【費用】
両側300,000円(税抜)
日本対スコットランド
素晴らしかったです。勇気をもらいました。
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