今日は、私の「こだわり」第3弾。
「細かすぎて伝わらない」シリーズ 笑
今回の、テーマは?
・「ハムラ法+α」(Ver.2)の「止血」
究極に、マニアックな内容ですが、
オペの真髄=「出血のコントロール」
これは、すべての診療科に共通
例えば、以前ご紹介した症例から↓
40代女性 術前デザイン
術直後の状態 オペ室で撮影
術後5日(抜糸直後) メイクなし
極限に薄い、眼窩脂肪隔膜の剥離操作や、
頬の骨膜に、片側7ヶ所以上の縫合固定。
涙袋形成(眼輪筋重層)や、外側骨膜固定 etc
出血すると、最も重要な「微調整」ができない。
10年前より、今はさらに止血にこだわり。
鑷子の代わりに、バイポーラーで把持、
切開と同時に、必要最小限の凝固止血。
「過剰な凝固止血=外反」の原因になる
鈍的剥離の多用、出血前止血の徹底、
出血の有無を、頻回に確認 etc...
すべて、手術の基本事項ではある
平均して、約10分オペ時間は延びましたが、
術後の、内出血は少なくなりました。
術中の、微調整もさらに精細になった?
術者の、私にしか分からない違いですね。
そんな、「細かすぎて伝わらない」お話 笑
・ハムラ法+αについて
【術式の概要】
皮膚切除し、眼輪筋を重ねて涙袋形成術。
眼窩脂肪を適量切除し、隔膜を頬骨に吸収糸で固定。
外反予防を兼ねて、非吸収糸で外側骨膜固定も併用。
【リスク・副作用】
術後の浮腫、痛み、内出血、結膜出血&浮腫、眼瞼外反症。
傷痕、一時的な流涙orドライアイ、目尻の引き攣れ、異常知覚症。
目袋の残存&再発、tear troughの増強、色素沈着。
【手術費用】
ハムラ法+α(札幌院独自メニュー) 48万円(税別)
静脈麻酔代 3万円(税別)
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