国語の成績を上げる第一歩は? | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

こんにちは。

学習ジム・コーチの堀です。

今朝は7時ブラジルの生徒との
授業でした。

 この話をすると

「えっ、何語で話すんですか?」

と言われますが、いえいえ日本語で
話をします(笑)。

海外にいる

「日本人」

の子と授業しているのです。

 そして、たくさんの帰国子女を指導して
すごく思うのが

「日本にいる日本人より、海外にいる
 日本人の方が日本語に対する
 思い入れが強い」

ように感じます。それで国語の授業を
やっていますがその話を。

国語の勉強をしているとたまに
聞かれるのが、

「なぜ国語の勉強をしないといけないの?」

という質問です。以前に以下のサイト

「論理エンジン勉強法」


でも書きましたが再度書きますと

私の考える「国語の勉強の目的」は、

「国語とは、相手の言いたいこと、
 伝えたいことを正確に理解する。

 そして、自分の伝えたいこと正確に
 伝えるために勉強する。」

のです。そうするとどうするのかと言う

「一番大切なことを先に伝える」

ということになります。そうなんです。
例えば

「今日は宿題はやったの?」

という質問に対してはまずは

「やった」「やらなかった」

のどちらかがわかればいいのです。
そして、その後で

「やらなかった理由」
「どんな内容か」

を知ればいいんですね。ですが、

「日本語はそういう構造になっていない」

のです。それが

「日本語は難しい」

ということになっている理由の1つです。

そして、恐らく海外の方が日本語学ぶ
とき一番違和感を覚えるのが、一文の
中で一番大切なものである

「述語の位置があとになっている」

点です。すべての言語を知っている
わけではないですが、大陸の言葉は

「主語」+「述語」+・・・・・・

という形になっています。つまり

「大事なことが前にある」

のです。その形は

「相手に自分の意志を伝えるには
 理にかなっている」

のです。例えば、相手が

「知っているかいないか」

を聞いたときも

「I don't・・」

と続けば「知らない」ことはわかります。
ですが、日本語の場合は

「最後まで聞かないとわからない」

のです。つまり

「述語」

が最後にあるのです。だから

「述語を常に意識しないと
 大切なことがわからなくなる」

のです。「論理エンジン」を指導する
ときにはも最初に

「主語」「述語」

を習います。そうすると入会前に

「うちの子はできていますから」

と言われるご家庭もあります。
また、本人も

「それは簡単だから・・」

と言って飛ばそうとします。
ですが、こういう子は

「述語は何?」

と聞かれたときには解けますが、

「入試の要約問題」

では解けなくなるのです。
というのは

「述語問題」

を特別なものとしてとらえていて、
実際の

「要約問題」

にときにも

のときでも「述語」を意識しないと
いけないのです。

例えば、次は問題はどうでしょう?

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【設問】次の文の述語を答えなさい

私はご飯を食べた。

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という文では「食べた」が述語に
あたります。

当然みんな正解しますよ。
ですが、以下の文はどうでしょうか?

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【設問】次の文を
「25字以内で要約しなさい」

私は昨日、夕方の5時にご飯を食べて
その後テレビを見て、最後に30分だけ
勉強した。

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さて、このときはどうすれば
いいのでしょう?

「述語はできる」

というお子さんでも

「要約しなさい」

と問われると難しいなってしまいます。
このときにポイントになるのが

「述語」

です。

「要約」

は大切なことからまとめていく
のですから、ここでは最初に

「述語」

をチェックしていけばいいのです。

私は昨日、夕方の5時にご飯を【食べて】
その後テレビを【見て】、最後に30分
だけ【勉強した】。

と。これに主語を付け足すと

私は食べて、見て、勉強した。

になります。これではまだわからないので、

私はテレビを見て、ご飯を食べて、
テレビを見て勉強した。

という感じになります。

論理エンジンでは最初に

「主語」+「述語」

からスタートします。

論理エンジン勉強方は以下です。

論理エンジン勉強法