【塾倒産】と【虐待】 | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

私はネットで塾をやっているため私のところに
相談にくる親御さんは大変教育熱心な方が多いです。
勉強もよくされていますし、とにかく子どもに
対して愛情が深いと思います。

ですが、

「あーこれは虐待だな」

と思うときがあります。

「そんなことわかるんですか?」

と思われますが、実はあなたの考えている

「虐待」

と私の考えている「虐待」とは少し違います。

通常「虐待」というと

「叩いたり、蹴ったりする肉体的な暴力」
「言葉で罵る、暴言を吐くなど言葉による暴力」
「子育てを放置するネグレスト」

などを思い浮かびまずか、それとは全く違って
私の知っている「虐待」というのは

「箱入り娘」「箱入り息子?」

のような感じです。もう少しわかりやすくいうと

「子どもが失敗しないように、失敗しないように
 親が先回りしてしまって失敗をさせない」

「子どもが本来経験しないといけないことをさせないこと」

を言います。実は私も社会学の本で知ったのですが、
海外、特に西欧では

「年齢に応じた経験を積ませないのも虐待」

とするそうです。

「子どもが本来経験しないといけないことを親が奪い取る」

からだそうです。少なからず

「子どものために・・」

と思っている場合は

「それが何で虐待なの?」

と思われるかも知れません。別な例でいうと

「赤ちゃんがハイハイしている・
 そして、【転んではいけないので親が手を出し続ける】状態」

です。赤ちゃんは「ハイハイ」をして、
そして立ち上がって、
途中で何度も転んで「歩く」ことを覚えます。

親が気をつけないといけないことは

「転んだとき怪我をしないように周りに物を置かない」

ことです。ですが

「決して転ばないように気をつける」

のではありません。もちろん、

「転んじゃダメ」

と赤ちゃんに接する親はいないと思います。
ですが、勉強に関しては

「失敗してはダメ」

と親が先回り、先回りしてしまいます。
それでその子はどうなるのか?
うまくいくと

「一度も失敗したことのない子」

になります。
(もちろん途中で反抗期が来てうまくいきませんが・)

これを赤ちゃんに例えると

「一度も転んだことのない赤ちゃん」

になります。一生の中で

「一度も転んだことのない人はいない」
「一度も失敗したことのない人はいない」

のです。転んだことのない赤ちゃんが
1人立ちして外にでると思うと・・・
ゾッとします。というのは

「転んだときの対処法」
「上手な転び方」

を知らないからです。

「アスファルトの上で転んだら・・」

と思う怖いですね。何度も転んでいると
転び方も上手になりますし、転びにくくなります。

実は私の今の悩みはここにあります。

今会員向けに映像を撮っていますが、
映像向けの授業は

「説明がよい」「わかりやすい」

ということが中心になります。
もちろん、見た目が大切ですから、
それでいいのかも知れません。

ですが

「丁寧に説明すればするほど
 子どもは考えなくなる」

のです。また、最近ではネットで検索すれば
情報が簡単に手に入ります。

例えば、「数学の問題」「古文の現代文訳」
なんかも検索すればすぐに出ます。

解答も「ヤフー知恵袋」何かで載っています。
それを使ったら結果は早く出せますが、

子どもが何も手間をかけないで
周りが親切にすればするほど、

「子どもが失敗しない」
「子どもが考えない」

ようになるので、
子どもの将来を考えると心配です。

もろちん

「お金儲けの塾」

としては「お客様に親切」は必要なことかも知れません。

ですが、

「その子の親だったら・・」

と思うとすごくあなたの子が心配なのです。
というのは私の場合は逆に

「教えてもらわない」
「詳解がない」

というないないづくしという状態で
勉強していたから逆境を乗り越え
られてきたからです。

私が中学・高校にときに
学校から出された問題も簡単な答えしかないので
途中どうやったのかわからない。
だから。どうしたのか・・というと

片っ端から問題集を探して、同じ問題を探したり、
似たような問題を探したりして考えていました。

 また、勉強の方法もわからなかったので
本屋で立ち読みして調べたり、
また本を買ったりしてました。

そして、

「自分なりの勉強法」

を考えました。そして、乗り切ってきました。
その結果どうなったのか・・・

塾で教えてもらえれば、もっと良い上の学校に
行けたのかも知れません。

その結果は・・・。

10年後塾を開業しました。
ですが、思ったようにいかなくて
塾が倒産しかけました。

最後のときには

「生徒がたった3名」

となってしまいました。
当時は自分が好きなものをすべて断っていました。

「お酒」「漫画」

です。
(お酒は今も立っています。
 1日1リットルは飲んでました)

塾を開いても生徒が集まらない
・・・そういう状態です。

指導することには自信がありましたが、

「生徒が集まらない」

ので最後にはどうしたらいいのかわからなくて、

「インターネット学習塾」

を活路を見出しました。
もちろん、誰にも

「教えてもらえない」
「答えがない」

という状態です。

当時は「インターネット学習塾」というのは
ほとんどやっていませんでしたし、
ネットで学習塾をやった人たちはほとんど
失敗していたからです。

うまくいかなくて

「何度何度も泣きました」
「何度何度も怒りました」
「何度何度も悔しがりました」

ですが、

「決してあきらめませんでした」

勉強で培われた

「自分で切り開く」

ということをずっときた私は

「お金がない」
「時間がない」

ときにはあらゆるものからヒントを得て、
自分の塾の参考にしました。

例えば、以下を見て私のサイトのどこが
役立っているかわかりますか?

私が今のネット塾運営に参考にしたことは・・・

マクドナルドのテーブル
ワンピースの漫画のストーリー
吉本の漫才

化粧品会社のサイト
ジャパネット高田
通販番組

USJ
コンビニ
漫画「進撃の巨人」

アメブロのピグ
2ちゃんねんまとめサイト
やずや

など普段目にしていることを
すべて自分の塾に生かすようになりました。

そして、どうなったのか?

生徒がどんどん集まり始めました。
大きな声では言えませんが、
他の塾が生徒を減らしている中、
生徒は増えています。

今は困って別の先生にお願いしています。

何がそうさせたのか?それは

「勉強をしながら自分で考えて、自分で切り開く」

ということを身につけたからです。
もし、

「何でも与えられたいたら」

多分できなかったと思います。

「子どものために・・・」

と思っていることが

「50歳になったときに子どもの役に立つのか?」

と思うと・・また違った答えが出てくるのかも知れません。

以下友達を追加してくださいね。

追加してもらった方には 「子どものやる気を引き出した事例集」が手に入ります。

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