成績が上がらない理由の1つは【これ】 | 成績110番

成績110番

子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

「同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、
 それを狂気という」

 アインシュタイン

冒頭の言葉は

「アインシュタイン」

の言葉ですが、

「成績が上がらない」

ときには成績同じことを繰り返しても
成績は上がりませんね。

その成績の上がらない理由で

「やり方」

です。前回も書きましたが、

「量」

をこなしても成績が上がらないというのは

「理解していない」

からが1つの原因です。

「いえ、うちの子は点数が取れているんですが?」

という場合もあります。例えば、

「定期テストでは取れています」
「すぐやったテストでは取れています」

という場合でも

「本当に理解して点数が取れている場合」

のと

「理解せずにパターンで覚えている場合」

では取れている点数の意味が違うのです。
わかりやすい例でというとこんなことがあります。

次の問題を解いてみてください。
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太郎さんがリンゴを3個持っています。
花子さんはリンゴを2個持っています。
全部で何個ですか?

太郎さんがリンゴを3個持っています。
そこに花子さんからリンゴを2個もらいました。
全部で何個ですか?

太郎さんがリンゴを3個持っています。
花子さんがリンゴを2個太郎君にプレゼントしました。
全部で何個ですか?

太郎さんがリンゴを3個持っています。
花子さんが2個食べました。
残りは何個でしょうか?
========================================

この問題の答えは
========================================
3+2=5  5個

3+2=5  5個

3+2=5  5個

3-2=1  1個
========================================
です。それで通常は

「こんなのは簡単だよ」

というのですが、大切なことは、

「文章がイメージできているのか?」

です。つまり、文章の内容をしっかりと
イメージしてとらえているかです。

「太郎さんが花子さんからリンゴをもらった
 イメージ」

がわいていればいいのですが、

「成績の伸びない子」

は言葉からその内容がイメージを持っていないので

「あ・・足せばいいのか?」
「ここは足し算の単元だから・・」

と言って、
========================================
3+2=5  5個

3+2=5  5個

3+2=5  5個

3+2=5  5個
========================================

という感じに

「すべて足し算」

にしてしまうのです。そうすると

「それは、たまたまうっかりしただけ・・」

と思うかも知れませんね。

 実は

 「理解しないで形だけで解いている子」

というのはこうやってしまうのです。

 これは「学年を問わず」です。

「あっ、とにかく足せばいいのね」
「やり方はこうであればいいのね」

という感じで

「本来の意味」

がわからないまま解いていると結局

「文章題もいろいろになると解けない」

ということなるのです。大手の塾で

「どんどん解かせて100点を取ったら進級する」

というのがあります。その弊害が

「理解しないでパターンのみで解く」

から問題なのです。

「小6の子どもが中3の問題を解いている」



「すごい」

と思われますが、結局その子は学年が上がっても
それほど成績は伸びません。

「あれほどみんなより進んでいた」

のに結局は

「みんなと同じ」又は「みんなよりできていない」

のです。大切なのは

「やっていることが本当に理解できているのか?」

です。先ほどのリンゴの問題だと

「実際のリンゴを使ってやってみる」

と効果的ですね。これは小学生だとわかりやすいのですが、

「中学生」

でも同じですね。実は

「本当の意味で理解していない」

子どもに対して量をこなしても

「考えないでパターンで覚えるだけ」

で実は身につかないのです。

「テストの範囲が狭い範囲」
「基本的なもの」
「暗記すればすむもの」

については点数が取れますが、

「総合問題」
「文章題」

といったものについては点数が取れなく
なってしまうのです。

 他にも特徴があります。

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