2011年4月の注意事項(その2) | 成績110番

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子どもの成績を上げるための具体的方法を紹介しています。

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子どもの成績をプラス30点アップする方法


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3.受験生

  受験生の場合は、そのクラスが
   
 「合格しやすいクラス」か「不合格になりやすいクラス」か
 
に注意しましょう。「合格しやすいクラス」は比較的、
   
 「静かで勉強しやすいクラス」
 「騒がしいが、一致団結出きるクラス」

です。逆に、「不合格になりやすいクラス」は

 「騒がしく落ち着きがないクラス」
 「物事に集中して取りくめないクラス」

です。以前にも書きましたが、受験で、

 「不合格になる」

というクラスは、意外と思うかもしれませんが、
常に偏っています。例えば、

 「不合格者が6人」

という場合は、

    1組 1人
    2組 1人
    3組 1人
    4組 1人
    5組 1人
    6組 1人

というのではなく、

    1組 1人
    2組 0人
    3組 4人 <<ここ
    4組 1人
    5組 0人
    6組 0人
 
というようになります。

「合格になりやすいクラス」
なら問題ないのですが、

「不合格になりやすい」場合は、早目に塾などで、
「合格しやすい雰囲気をつくっていく」しかないですね。

実は、このことは、同様に学校によっても違いがでます。
 例えば、

   「地区での不合格者が30人でた場合」

    A中学 6人
    B中学 6人
    C中学 6人
    D中学 6人
E中学 6人

という形ではなく、

    A中学 2人
    B中学 3人
    C中学 16人 << ここ
    D中学 4人
E中学 5人

 という形になります。これは、学校が荒れている場合は、
 先生の注意が、
 「荒れている子」に向けられて、指導が十分できにくいことと、
 授業が成立していないため、
 子供の学力が身についていないためです。

  実際に同じ地区内のテストで調査したところ、
 同一テストの学年平均が、100点違ったこともありました。

  2年前に、私の息子の中学校でも不合格者がたくさん出ました。
 しかも、この結果は4月に時点で予想できていました。

  というのも私もこの仕事を10年以上経っているので、勘で

  「この学年はあぶないな・・・」

 と感じていたからなんです。そして、学年の懇談でも、
 
  「この学年は、平均的に学力はどうなんですか?」

 という質問をしたのですが、先生からはっきりした回答を得られず、
 悪い結果となってしまいました。

  本当のことをいうと、

  「お父さん、この学年は勉強する雰囲気ができていませんし、
   平均的も低いので気を引き締めてくださいね。」

 と警告していれば、また違った結果になったかと思います。
 本当に、早目早目の対応が大切です。

  <対策>

   受験生については、基本的に一部の私立を除いて、
  学校をあてにしない方が無難です。
  
  というのは、以前のような統一テストがないため、
  基準となるものがないため、先生方も指導しにくいことと、
  毎回進路指導している先生ではないため、
  データの蓄積がないからです。

   ですから、具体的には、

   「全国レベルの実力テストを受けて正確な実力の把握」
   「テストの結果を見て、受験に向けた適切な対策をうつ」
  
   ことです。このことは、また、別にメールしますね。

4.担任

  新しく担任になった先生に注意しましょう。

  高校生くらいになるとそれほどでもないですが、
  担任の先生の影響はかなり大きいです。

   周りの人から、担任の先生の情報を聞いておきましょう。
  もちろん。他の人が、「いい先生だから」といわれていても、
  自分の子供に合うわけでもありませんし、他の人が「あまりよくない」
  というから自分の子供に合わないというわけではありません。
 
  ですが、最低の予備知識として知っておく必要があるでしょう。
 ただ、どんな先生でも良いところはあるので、
 それを早目に見つけて置くことが大切です。

  特に前学年の先生がすばらしい先生の場合は、
 子供はどうしても新しい先生の短所に目がいきますので、
  親としては、決っして子供の悪口に同調しないことが大切ですね。

  そうしないと、お子さんの悪口に同調して、
 お子さんが先生を嫌いになって、

  「学級崩壊」

 に加担しかねないかも知れません。

  実際に意外かも知れませんが、「学級崩壊」する学級の先生は決して、
 変な先生ではありません。

  普通の先生です。ただ、よくあるのが、前の先生と比較して、
 生徒から見て、劣る感じがすると学級崩壊がはじまる原因となります。

  <対策>

まずは、 「家庭訪問」で先生の状況を見てみましょう。
  また、先生の良いところを見つけるようにしてくださいね。

   どんな先生でもよいところがあるからです。

  のときに役立つからです。家庭訪問については、
 またメールしますね。

5.勉強  

   クラスが変わったり、先生が変わって、子供の心機一転しています。
  このとき、出来れば、

     「スタートダッシュ」

  が出来ればいいですね。例えば、受験生であれば、

    「今まで勉強していなかった子が勉強するようになった」
  
  ということもあります。  

   特に、高校になったときは、
  全く似たようなレベルな学力の生徒ですので、
  今まで

    「トップなんて、無理・・・・・」

  って言っていた生徒が、トップ争いをすることもあります。
  (実際に、私の生徒も高校に入って
   トップ争いをしている生徒が何人もいます。)

   この時期を次の飛躍につなげてくださいね。

また、その逆もあります。今までトップクラスだった生徒が、
  進学校に行ったため、自分と似たようなレベルか、また、
  それ以上の生徒で自信をなくしてしまったということもあります。

   そういうときこそ、親の励ましや適切な対策が必要ですので、
  事前に以下の対策をしてください。

  <対策>

    新学年では、スタートダッシュしようと思えば、

      「予習」

    が必要ですね。高校生は、当たり前ですが、予習を重視
    してください。できれば、学校が始まるまで、予習をやって
    最低でも、1学期分はやっておいてくださいね。

      小・中学生でも、少し予習をやっておくと、授業が
    よくわかり、自信に繋がります。ぜひ実践してくださいね。