キスシーンを見ました | 成績110番

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元旦はゆっくできましたか?
私は、娘の福袋に付き合って、
そのあと、仕事をボチボチしていました。

メール書いたり、採点したり・・・

で、合間にテレビで

「芸能人格付け チェック!」

という番組を見ました。

見られました?
どういう番組かという、スポーツ選手芸能人が、

「高価な商品」

「安い商品」

を比べて、参加者がどちらかと当てさせるもの。
例えば、

 100g 2万円の牛肉
 100g 1000円の牛肉

を食べ比べて、どちらが「2万円の牛肉」かを当てさせるもの。
普段テレビを見ないと、テレビでも「ネタ」になりますね(笑)

で、その中で面白かったのでが、

「プロの映画監督の構成した映画」



「映画に興味のある芸能人が構成した映画」

を当てるもの。他のものは当てたったり、
外れたりしましたが、これは私は当たりました(笑)たからです。

で、根拠は文章を読むときの注意点を参考にしました。
私が判断したのが、この映画の中にでてくる

「キスシーン」(笑)

プロの監督・・・「キスシーン」見せないで、影でそれらしきを見せる
素人の監督・・・「キスシーン」アップでとる

というもの。

 なぜ、この話をしたのかというと、
「作文」や「読解」でも、この手法が使えるから・・
実は「素人」がやってしまうのが、

「結果を直接的に書いてしまう」
「直接的表現をしてしまう」

のです。

もちろん、論文などは結論を先に書かないといけませんが、
「日記」などは、できるだけ

「直接的表現を避ける」

ようにした方が面白いのです。
日記でいうと、

「今日は凧揚げをしました。楽しかったです」

とすると1行で終わります(笑)


「日記書けないよ」

となります。ですが、これを「結果」となる感想を書かないで、
今日あった出来事を時系列に書いたり、
細かく描写すると面白くて、文章が長くかけるのです。

「僕の凧は、イオンで買ったもの。
 色は黄色で・・・」

みたいな感じです。

「近くには電線がなかったので、お父さんが『ここであげようか』
 と言いました。」

というように書いていくいいわけです。

 同様に読む場合でも、小学校の「小説問題」では、
感情を直接的に表現する問題はあります。

「彼は怒った」

というよう感じです。
ですが、これが学年が上がるたびに、
こういった表現はなくなっていきます。

代わりに、「間接的な表現」で表そうとします。
怒っていることを

「唇を強くかんだ」
「こぶしを強く握った」
「にらみつけた」

など・・。感情を直接書くのではなく、
間接的にそれをあらわす行動を書く。

そうやって、読者に想像させるのです。
だから、「小説問題」を読むときも

主人公の行動に線を引いて読むと、
主人公の心情がわかるようになります。

例えば、

「りょうたは、唇を強くかんだ」
「ドアをバタンと強く閉めた」

などですね。
で、先ほどの映画では、

素人の監督・・・青春の物語の主人公の気持ちを直接的に表す
例えば、「キスシーン」など、直接見せる

一方、

プロの監督は・・・主人公の気持ちやもシーンを直接的なものではなく、
視聴者に想像させるように、直接的なものは避ける

「キスシーン」も影が重なり合うことで、読者に想像させる

といった感じです。

構成、作り方は、「小説問題」と「映画のシーン」は似ているので、
一度そういった目で見てくださいね。

結構面白いですよ(笑)